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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

重量とび工事を手がけ
人と人との絆を紡ぐ

 

徹底した安全確保のもと重量物を据え付ける

 
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作業現場の様子
千葉 従業員のみなさんだけでなく、お客さんもお二人の会社を選んでくれたんですね。
 
千原 はい。ありがたいことに、会社としてではなく営業を担当していた「富田」という人間を信じてくださるお客様が多く、個人的なつながりでのご依頼もいただいていたんですよ。
 
富田 私はこれまで、営業とは人と人との関係を紡ぐ、そして人の絆をつなぐ仕事だと考えてやってきました。その結果が今につながっていると思うと、本当に嬉しい限りですね。
 
千葉 富田社長がいかにお客さんから信頼されているかがよくわかりますね。あらためて御社の事業内容をお聞かせください。
 
富田 弊社が行っている重量とび工事とは、工場の機械設備や病院で使用されるMRIやCTスキャンなどの大型の医療機器といった、人の手では簡単に運べないような重量のある機材をフォークリフトなどの運搬車両や機械を駆使しながら運び、現場に搬入するのが主な業務です。
 
千葉 大きな機械などを運ぶお仕事なんですね。いわゆる職人さんというよりも、エンジニアのような印象を受けました。それにしても、重量物を運ぶとなると危険なこともあるのでは?
 
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事業統括部長を務める千原明宏氏
千原 確かに一般の方からは危険そうな仕事というイメージを持たれやすいですね。しかし、この仕事はむしろ、“危険な事が有ってはならない仕事”です。何が安全で何が危険かをしっかりと把握し、細心の注意を払って業務を行っています。ですから、弊社では事故や労災ゼロを続けているんです。それだけ安全を重視した仕事をしているんですよ。
 
千葉 なるほど! 重量のあるものだからこそ、徹底して安全に配慮しているわけですか。
 
富田 そうですね。さらに、医療の現場で使用される精密機器の中には、一見するとお茶碗ほどの大きさのただの鉄の塊にしか見えない部品であっても、1つで100万円以上するようなものもあります。ですから、安全はもちろん、運搬する機器の取り扱いにも細かな注意が必要なため、専門的な資格を持った職業でもあるんです。
 
千原 また、弊社は他社との差別化を図る意味でも、MRIなどの医療機器をはじめ、電気の送受信や配電設備といった機材の据付工事も行っています。近年では省エネ化や脱二酸化炭素化が進められており、それに合わせて送電設備などを新しい設備へ更新するための需要が高まっているんです。しかし、需要があってもそのような機器の運搬を含む据付までを専門的に行える業者は少ないため、弊社はそれに特化した業務を目指しております。