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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

重量とび工事を手がけ 人と人との絆を紡ぐ
株式会社インフィニティテックス 代表取締役 富田新吾

 
プロフィール 栃木県出身。学業修了後、重量とび工事業を手がける会社に営業職として就職。重量とび工事の現場へ従業員を送り、協力して立ち上げる営業担当として、取引先企業や多くの人々とのつながりを得た。その後、同僚であり仲間として活躍していた千原明宏氏と共に従業員の待遇改善を志して独立し、2020年に(株)インフィニティテックスを設立した。従業員を大切に思う心と、人との絆を重視し、事業に励んでいる。【ホームページ
 
 
 
栃木県足利市で重量とび工事業を営む株式会社インフィニティテックス。代表取締役の富田新吾氏と、事業統括部長の千原明宏氏が共に大事にしているのが“人との縁”である。富田社長は、前職で営業担当として仕事をする中、人間同士の絆を紡ぐという思いで取引先企業と深い関係を築いてきたことが今につながっていると語る。そんな縁と絆を大事にしながら事業に邁進する富田社長と千原部長に、仕事にかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

従業員の待遇改善のため一念発起

 
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インタビュアー 千葉真子(陸上指導者)
千葉 栃木県足利市で重量とび工事を手がける株式会社インフィニティテックスさん。本日は、富田新吾代表取締役と千原明宏事業統括部長のお二人にお話をうかがいます。お聞きしたところでは、富田社長と千原部長は長いお付き合いだとか。
 
富田 前職からの付き合いですね。前職も重量とび工事を行う会社で、そこで私は派遣の営業を担当し、千原は現場責任者を担当しておりました。その後、互いに管理職から役員を務めるまでになりました。
 
千葉 それぞれ異なる分野を担当なさっていたんですね。お二人が独立して、御社を設立したのはなぜだったのでしょう?
 
千原 「会社とは何か!?」と言う疑問が常にあり、私たちが役員として運営に携わってからも満足な運営が行えませんでした。特に頑張ってくれている従業員のために待遇改善を図ろうとしたものの、思うようにいかなかったんですよ。努力不足と力のなさを実感しました。
 
富田 そこで私たちは一念発起して独立し、昨年2020年4月に弊社を設立しました。我々の考えに共感し前の会社からついてきてくれた従業員はもちろん、以前から引き続きお取り引きをいただいていたお客様も設立時から物心共に応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。