プロボクサーを目指し上京、その後の波乱

インタビュアー 吉井怜(女優)
野原 地元北海道の高校を卒業後、プロボクサーを目指して上京し、ワタナベジムに入りました。通っていた高校は進学校だったので、異端の進路だったと思います。しかし、アキレス腱を断裂してプロを諦めることになりまして。札幌に戻り、バーテンダーとして働き始めました。27歳でマネージャーに昇格し、3店舗を担うようになったんですよ。その後は外資系の保険会社に就職し、営業マンとして経験を積みました。そうして、30歳で独立したんです。
吉井 波乱万丈な経歴で興味が湧いてきました。最初の起業は、保険業だったのですね。
野原 ええ。商品の説明を聞いていただく代わりにお子さんを預かるという、託児所システムを併設した保険業でした。
吉井 ママさんたちに好評だったのではないでしょうか。ではいよいよ、IT業界へ転職される経緯についてうかがいましょう。