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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

未来につなげる印刷素材で
社会に役立つ製品を開発 

 

実さを第一に、印刷業界を盛り上げたい

 
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染野 鎮西さんからたくさんのアイデアをいただけたので、今後の商品開発にも気合が入ってきました!
 
鎮西 これまでの開発過程には、やはり苦労もあったのでしょうか?
 
染野 そうですね。「抗菌!たためMASKケース」の開発で一番難しかったのは、シートの両サイドを貼り合せる、溶着の加工の実現ですね。クリアファイルを製造する時の加工の技術を使っています。クリアファイルはポリプロピレン樹脂製で硬度があるので、溶着が簡単です。ストーンシートはシートの厚さによって、溶着が中々できずに時間を要しました。ただ、私としては、シャツの胸ポケットに折りたたんで収まる厚さにしたかったので、溶着の加工には妥協できませんでした。
 
鎮西 その問題を乗り越えることができた理由は何だとお考えですか?
 
染野 提携企業の方々との信頼関係だと思います。信頼で結ばれていたからこそ、何度失敗してもこのマスクケースの開発にお付き合いいただけました。開発の終盤は、むしろ提携先の方々から「もうちょっとでできそうだから、やらせてくれないか?」と言っていただけたんです。開発は簡単ではなかったものの、みんなで一致団結して盛り上がれたことは楽しかったですね。
 
鎮西 きっと染野社長のエネルギーが、提携先の方々にも伝播したんだと思いますよ。私も今日、染野社長とお話しさせていただいて、バイタリティに魅了されましたから。
 
染野 そう言っていただけると嬉しいですね。
 
鎮西 そんな染野社長が、お仕事の中で大事にされていることがあれば教えてください。
 
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染野 「常に誠実であること」です。今後も誠実な対応を第一に、お客様と提携会社の方々の架け橋になっていきたいです。
 
鎮西 ストーンシートでさらにつながりも広がっていきそうですし、今後がますます楽しみですね。
 
染野 ありがとうございます。ストーンシートをもっと周知して、利用量を増やしたいですね。そうすればシートの再利用やリサイクルも進んでいくと思います。そもそも商品開発がスタートした時期はコロナが流行する前で、社会貢献が一番の目的でした。環境保全という当初の目的も忘れずに、シートの周知に注力します。
 
鎮西 ストーンシートは印刷業界に新たな可能性を生み出す素材だと思います。これからも攻めの姿勢で、業界を活性化してください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
やはり、人とのつながりが生まれ、信頼関係を築いていくことです。良い仲間と協力し合い共栄していくことで、良い仕事がうまれると思っています。ご縁を楽しむことが、仕事を楽しむことです。
(染野ひろ美)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社エイチ・ティープログレス
■ 本社 〒134-0087 東京都江戸川区清新町2-9-6
■ 事業内容 印刷サービス全般/ストーンシート製品の企画・製造・販売
■ 設立 昭和56年9月
■ 主な取引先 東京都中央区役所 他
■ ホームページ https://www.ht-progress.jp