一度しかない人生なら人の役に立つ仕事を

インタビュアー 宮地真緒(女優)
二宮 社会人になって25年ほどはWindowsを製作する会社を中心にシステムエンジニアをしていました。そんな中、知人に声をかけてもらって不動産の仕事を掛け持ちするようになったんです。
宮地 システムエンジニアと不動産業という全くの異業種の業務に就かれていたんですか。それがどのように清掃業につながっていったのか、興味深いです。
二宮 ご存じのように不動産物件は貸し出す前に必ずクリーニング業者が入りますよね。そういうところからご縁が広がって、ついには「清掃をやってみないか」と誘っていただいたんです。
宮地 知らない業界に飛び込む不安はありませんでしたか?
二宮 決断には勇気も必要でしたし、最初は妻にも驚かれましたよ(笑)。もちろん、以前の仕事もやりがいはありましたが、人の役に立つという点では物足りなさを感じていたんです。清掃業の話を聞いているうちに、人間が生きていく環境を守るというとても壮大な使命のようなものを感じましてね。一度しかない人生ならやるしかないと、思い切ったんです。
宮地 後悔しない人生を選ぶために決意されたということですね。素敵です!