亡き夫の遺志を継いで代表へ

インタビュアー 水野裕子(タレント)
濱本 いえ。以前は、介護とは関係のない会社で、事務職や販売職をしていました。弊社は、もともと夫が代表を務めており、夫に「デイサービスを手伝ってほしい」と頼まれたことで、2017年から介護の学校に2年間通い介護福祉士の資格を取得したんです。そして、経験を積むためと、お一人おひとりと接することのできる介護にこだわり、訪問介護で働くことにしました。正直に言えば、夫に手伝いを頼まれた時は乗り気ではなかったです。でも、介護を学ぶうちにその魅力を知り、訪問介護で高齢者と信頼関係を結べるようになると、大きなやりがいを感じるようになりました。
水野 現在では楽しくお仕事なさっているんですね。ご主人から代表を継がれたのはなぜなのでしょう?
濱本 はい。昨年2019年に夫が亡くなってしまい、夢半ばの思いを叶えたく、その遺志を継いで私が代表に交代させていただきました。あまりにも急で、いろいろあったものの、利用者様もスタッフの方々も、夫が存命の時と変わりなく残って助けてくださり、本当に感謝しています。
水野 ご主人のことはとてもつらいご経験でしたね・・・。でも、今は、濱本代表が明るく働く姿を見て、ご主人も天国で喜んでくださっていると思いますよ。