地産地消の精神でつくる
プラスチックの会津漆器

(写真左から)奥様の真理子さん、長男の孝貴さん、兄の孝一さん、
次男の和希さん
次男の和希さん
駒田 古川代表の飽くなき挑戦心は、どのように湧いてきたのでしょう?
古川 もともと、私どもは自動車や携帯電話の部品を生産していました。しかし、現在のように消費者の皆様が直に手に取っていただける商品をつくるようになって、仕事に対する意識も大きく変わっていったんです。例えば、私がつくった商品が小売店の店頭に並んでいると嬉しいですし、さらにそれをお客様が手に取り、購入してくださったところを見ると、心の底から喜びが湧き上がってきます。そのような喜びが私のモチベーションとなっているんです。
駒田 なるほど。それでは良い商品をつくり、お客さんに喜んでもらうために、仕事の中で大事にしていることはなんでしょうか?

駒田 その志は素晴らしい! 今後もずっとその姿勢を貫いていってほしいですね。それでは、最後に古川代表の目標をお聞かせください。
古川 まずは、若い世代の人たちにも手に取ってもらえるような、プラスチック製の会津漆器を生み出したいですね。そして私どもの取り組みを積極的に発信し、消費者の皆様にものづくりの価値や日本の伝統を知っていただきたいと考えています!
「仕事を楽しむ」とは‥
お取引先から依頼を受け、私がつくった商品が小売店の店頭にならび、購入したお客様が使ってくださる。そのサイクルが社会をつくっている、いわば私の仕事が社会へ貢献していると考えると仕事は楽しいですね。
(古川孝治)