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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人の想いに寄り添う
生前整理と遺品整理

 

人の心に寄り添う“3つの約束”

 
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名高 故人の心を重視したサービスを追求した結果として、フォーエバーさんの設立に至ったわけですね。
 
江川 はい。例えば、何の変哲のない1個のグラスでも、それは故人様が愛用されていたものかもしれませんし、それを雑に扱うのはご遺族にも失礼に当たります。そういう目に見えない想いを大切にしたかったんです。
 
名高 素晴らしい。故人はもちろん、そのご遺族への優しさや愛を感じますよ。江川社長がお仕事の際に心がけていることはありますか?
 
江川 フォーエバーでは、お客様に3つのお約束をしています。1つ目は、「ご家族の気持ちを無視した整理は絶対にいたしません」というものです。残念ながら、中には遺品をただの廃棄物のように扱う業者もいます。でも、私たちはご遺族と同じか、それ以上の気持ちを持って現場に入るんです。そして、遺品を整理することでご遺族が前向きな気持ちになるようにと、心を込めて仕事をさせていただきます。
 
名高 ご遺族の気持ちにも配慮した、丁寧な仕事を約束していると。2つ目は何でしょうか?
 
江川 「プロとしての配慮と責任を果たせるスタッフだけがおうかがいします」です。私たちは、新人スタッフをいきなり現場に連れて行くことはありません。事前にしっかりとした研修・教育を受けたうえで、遺品整理のプロとしての心構えを身につけてもらいます。そうすることで、お客様に安心していただけるような仕分け整理が可能になり、大切な遺品を守ることができると考えています。
 
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一般社団法人遺品整理士認定協会による表彰


名高 そこまで教育を徹底しているとは驚きです。遺品整理業界を変えるんだという、江川社長の決意が伝わってきますね。それでは、残る3つ目をお聞かせください。
 
江川 「ご負担を軽くするご提案もさせていただきます」です。私たちはお客様に少しでも安心してサービスをご利用いただきたいと考えています。ですから、遺品整理に要する費用は事前にご説明し、明確にお伝えしているんですよ。それでも気になる点などがあれば、遠慮なくご相談いただきたいですね。
 
名高 料金に関する面でも、お客さんの立場で考えていらっしゃるわけだ。しかし、ここまで慎重で丁寧なお仕事ですと、一つひとつの現場の整理には時間がかかるのではないですか?
 
江川 もちろん、お客様がとにかく整理業務のスピードを求めていらっしゃるのでしたら、そのように対応いたします。ただ、そうでなければ、時間はあまり重要ではないと考えています。と言うのも、先ほどから申し上げているように、1個の“もの”として扱うのではなく、人の“心”だと思いながら一つひとつ大切に扱うようにしているからです。このことは、全スタッフにも徹底して心がけてもらっています。