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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

リユース品を輸出して
海外で社会貢献に尽力

 

日本とカンボジアをつなぐ架け橋に

 
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八木 買い取った品物をカンボジアに輸出した後は、どのように販売しているんでしょうか?
 
木下 カンボジアの業者に引き継ぎ、現地のリサイクルショップで販売しています。日本で使われていた物は「ユーズド・イン・ジャパン」と言われて、海外でも人気なんです。
 
八木 日本で使われていたものというだけで、「質が良い」と評価されているんですね。現地のリサイクルショップに輸出しようと思ったきっかけは何なのですか?
 
木下 そのショップのオーナーが、売り上げの一部をカンボジアの孤児院に寄付しているからです。その孤児院をサポートするのは日本人の方で、子どもを育てることができない境遇の親御さんをリサイクルショップのスタッフとして雇用してもらえるように手配したり、親のいない子どもたちの親代わりをしたりしているんですよ。輸出したコンテナが到着した時には、荷物の整理にたくさんの子どもたちが手伝いに来てくれるそうです。私たちが活動を続けるのは、その趣旨に強く共感できるからなのです。
 
八木 それは素晴らしい! リユース事業を通じて日本とカンボジアの架け橋になっているわけだ。遺品整理で品物を買い取ってもらったお客さんには「思い出の品だから、誰かに大切に使ってほしい」と考える方もいるでしょう。そのようなニーズにもぴったりじゃないですか?
 
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木下 おっしゃるとおりです。最近は廃棄処分よりもリユースされることを望んだり、寄付を希望される方も増えています。そのようなお気持ちにお応えするためにも、私たちが責任を持ってカンボジアへお送りいたします。寄付していただいた方に、現地の子どもたちが書いたお礼の手紙をお届けする活動もしています。
 
八木 野球界でも、使わなくなったスパイクなどの道具を東南アジアの新興国に寄付する活動を行っています。プロ選手になると、立場上ボロボロのスパイクでは練習できないため、少し古くなるとすぐに交換するんです。でも、まだ十分に使えるスパイクを捨てるくらいなら、裸足で生活せざるを得ない子どもたちに使ってもらったほうが絶対に良いですからね。
 
木下 確かに裸足で生活している子どもはカンボジアにも多いです。内戦からの復興を遂げ、経済が成長しているものの、まだまだ生活環境が良くなったとは思えません。その一方、日本では物があり過ぎて困っている人もいます。
 
八木 あり過ぎて困っている人から引き取り、物がなくて困っている人に届ける。双方の困り事を解消して、素晴らしい取り組みだと思いますよ。
 
 
 
 

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