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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

多方面に情報を発信し 男女共同参画社会を実現
オフィスなかむら 代表 中村彰

 
プロフィール 大阪府出身。大学卒業後、京都新聞の記者として従事する中で、ジェンダーの理念に触れたことから、自分らしく生きることを決意。1991年にメンズリブ研究会を立ち上げ、メンズリブという概念を誕生させた。さらなる活動の充実を図るため、メンズセンター( Men’s Center Japan )を活動拠点にする。新聞社を退職後は自治体職員やフリージャーナリストとして、男女共同参画社会の実現に向けた活動を展開。NPO法人SEANの理事を務めるほか、パーソナリティとして出演しているラジオの番組放送回数は通算130回を超える。【ホームページ
 
 
 
“女性らしさ”や“男性らしさ”という固定観念によって生き方を制限されることなく、一人ひとりの個性や能力を発揮できる、男女共同参画社会に対する理解は、年々社会に浸透してきている。このような社会運動の草創期から活動する人物が、オフィスなかむらの中村彰代表だ。SNSもない時代に、どのように運動を波及させていったのか。そして今後、どのような活動に取り組むのか。じっくりと語ってもらった。
 
 
 

新聞記者からメンズリブの運動家に転身

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン ジャーナリストで、社会運動家としても活動するオフィスなかむらの中村代表。中村代表は、「誰もがありのままの自分を生き、活かされる社会の実現」を目指して事業を展開する、NPO法人SEAN(シーン)の理事や、女性を対等な立場で尊重する「フェアメン」を増やすことを目指す、ホワイトリボンキャンペーン・ジャパンの運営スタッフなど、多方面で男女共同参画社会の実現に向けて活動されているそうですね。まず、これまでの歩みを教えてください。
 
中村 私は大学で文化人類学を学び、卒業後は京都新聞社に勤務しました。記者として多様な諸現象、文化発信のルポタージュなどを手がけていて、やりがいはあったものの、組織の中で働くことにずっと息苦しさを感じていたのです。その頃に、「女らしくありなさい」と型にはめた世間の縛りに、女性が息苦しさを抱え、そこから抜けだそうとするフェミニズムの思想に出会いました。「型にはめた世間の縛り」で息苦しいのは男性も同様です。この思想は女性限定ではないと思いを新たにしました。そして、メンズリブの必要性を知ったのです。
 
タージン メンズリブとはどういった考え方なのですか?
 
中村 メンズリブは私たちの造語で、男性が「男らしさ」に縛られず、いきいきと生活できる社会を目指す考え方です。このメンズリブの考えを広げる取り組みに本腰をいれて支えるために、1997年、50歳のときに京都新聞を退社しました。以降、メンズリブや男性学、ジェンダー論の観点から、男女共同参画社会を推進する活動を展開しています。具体的には、メンズリブの市民運動の拠点となるメンズセンター( Men’s Center Japan )の設立や、とよなか男女共同参画推進センター・すてっぷの館長、茨木市立太田公民館館長などを務めてきました。その他、書籍も多数出版してきましたし、インターネットラジオの番組の『ホンマルラジオ大阪』ではパーソナリティとして、情報発信を積極的に行っています。
 
 
 
 

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