飲料貯水装置「水蔵」を普及させるべく独立

インタビュアー 千葉真子(陸上指導者)
白石 はい。私は高校卒業後、金融、美容、建設など、いろいろな業界で仕事を経験しました。その中で一番キャリアが長かったのは建設業界です。当時の建設業界には女性が少なく、苦労も多かったですね。その頃に、建物を建てるだけではなく、地域に貢献する活動をしたいという思いが強くなってきました。
千葉 さまざまな仕事を経験する中で、自分の目指すところが見つかったと。
白石 そうですね。その後、また別の建設会社に転職した際に、災害時に水道水を飲料水として供給できる貯水装置「水蔵」に出合いました。販売に関わるうちに、災害時には水の確保がとても大変だということを知ったんです。災害は前触れなく突然起きるのに、水の備蓄は十分に成されていない。そこで、水蔵を普及させて災害時にも飲料水を確保できるようにしたい、という思いから独立を決めました。
千葉 水蔵を販売する仕事だけでなく、独立することで災害時に備えて水が備蓄できる環境をつくろうと思われたんですね。