
インタビュアー 川村ゆきえ(タレント)
右代 そうだと思います(笑)。日本全国で、歯科医師や歯科衛生士がそれぞれ約12万人いるのに対し、歯科技工士は約3万5千人しかいないんですよ。私は知名度の低さが業界の課題だと思っているので、もっと多くの人に知っていただきたいと思っています。ですから、今日はぜひ存分に見学して行ってくださいね。
川村 へえ、作業場ってこんな感じなんだ! まるで職人さんの工房って感じですね。もっと機械的な工場のようなものをイメージしていましたよ。
右代 最近は大手のラボなどで器具を製造するケースも増えています。しかし、昔からこのような工房で黙々と作業するのが一般的なんですよ。
川村 知らなかったなぁ。そもそも、右代代表が歯科技工士を目指したきっかけは何だったんですか?
右代 高校時代に一人で作業できて、しかも独立開業ができる職業に就きたいと思っていました。同時期に、テレビ番組で歯科技工士さんがペンギンのくちばしを治す様子を見て、興味を持ったんです。私自身、手先の器用さにも自信を持っていたので、歯科技工士の専門学校に通おうと考えました。今のところ、ペンギンに触れた機会はまだないんですけどね(笑)。