
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
浪花 はい。HACCPとは、メーカーが食品を製造する際、原料の受け入れから製品の出荷までの全工程において、食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある要因をきめ細かく管理することで、被害を未然に防ぐための方法です。食品衛生法の改正により、2021年には食品を扱うすべての事業者が、HACCPに沿った衛生管理を求められることになりました。私は日本食品衛生協会が登録するHACCP普及指導員として、主に岡山の中小企業さんに対してコンサルティングを行っています。
狩野 創業は2018年6月とお聞きしました。それまでに浪花代表がどんなキャリアを歩んでこられたのかお聞かせください。
浪花 岡山大学農学部を卒業し、県内の菓子メーカーに就職したのが食品業界で働くスタートでした。その後は関西大手量販店の青果バイヤーを経て、2005年に入社したカット野菜メーカーで、初めてHACCPの考え方に基づく衛生管理に携わったんです。2014年からは食品メーカーで衛生管理部門の責任者を務め、在職中に日本食品衛生協会HACCP普及指導員の資格を取得して、独立に至りました。

浪花 岡山の食品メーカーさんを、そして岡山の食品業界全体を、“ぐっ”と良くしたい、という目標にちなんでつけました。だから「good」じゃなくて、グットなんですよ。
狩野 なるほど、熱い思いが込められている、素晴らしいネーミングです。