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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

介護レンタカーを広め 利益を社会に還元する!
株式会社EIGHT 代表取締役 川邉久道

 
プロフィール 和歌山県出身。車雑誌の出版社やゴルフショップでの勤務などを経て、2016年に、病院や公的機関などの施設に向けたIT運用サービスを手がける(株)VSIを設立した。その頃からレンタカーや介護レンタカー、自動車販売事業の構想を練り、地域の人口密度や年齢層を徹底的にリサーチした後に(株)EIGHTを設立。現在1店舗を運営し、2019年末までに、さらに2店舗のオープンを予定している。【ホームページ
 
 
 
兵庫県尼崎市で、レンタカーや自動車販売を手がける株式会社EIGHT(エイト)。最も大きな特長は、車いすのまま乗れる介護レンタカーを取り扱っていることだ。代表取締役の川邉久道氏は、亡き母とのある出来事がきっかけで介護レンタカーに着目。グループ会社間の“横割り”で、スタッフの個性を生かしながら新たなビジネスにチャレンジしている。目標は社名のとおり「8業種・8法人」まで事業を拡大することだと語ってくれた。
 
 
 

車離れの時代だからレンタカー事業を開始

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 兵庫県尼崎市に拠点を置き、レンタカーや介護レンタカー、自動車販売を手がける株式会社EIGHTさん。川邉社長は2017年に、パソコンの管理やネットワークの設定などIT運用サービスを展開する株式会社VSI(ブイエスアイ)の代表としてご登場いただきました。今回は新たな事業を立ち上げたということで、ぜひ詳しいお話をうかがいたいと思います! まず、川邉社長の歩みをあらためて教えていただけますか。
 
川邉 私はもともと、大阪府で会社員をしていました。しかし、仕事が合わずすぐに退職しまして。自営業で生きていこうと腹をくくり、車雑誌のカメラマンになるなどさまざまな経験を積みました。そして、最終的には人と接する仕事がしたいと感じ、VSIを創業したんです。実は、その頃からEIGHTの構想も練っていたんですよ。ITにしろレンタカーにしろ、アイテムはあくまでも商材の一つ。私は人のつながりに背中を押していただき起業できましたし、特別な才能を持っていない私に付き合ってくれるスタッフには本当に感謝しています。
 
石黒 川邉社長がおっしゃるようにEIGHTさんの商材は自動車。これは、車雑誌のカメラマンという経験を生かしたのでしょうか。
 
川邉 それだけでなく、もともと私は自動車販売を手がけていた時期があるんですよ。今は車離れの時代と言われています。しかし、だからこそ一人ひとりのお客様とより密接に関われるチャンスと判断し、レンタカー事業をスタートしました。特に介護レンタカーは車いすをご利用の方を乗せても、普通免許で運転できるため、需要が伸びているところなんですよ。