B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

発想力と行動力を武器に 挑戦し続ける建設会社
株式会社伊佐建設 代表取締役 伊佐陽介

 
プロフィール 群馬県出身。大学では経済学を専攻。卒業後、証券会社の営業職に就き、入社半年で全国3位の成績をあげる。その後、不動産会社に転職。マンションの販売や土地開発を担当した。30歳の時に父が経営する(株)伊佐建設に入社。2015年に代表取締役に就任する。固定観念にとらわれない発想力と行動力で、設計や開発部署を新設。東京支店も立ち上げた。2020年には自社で開発中のホテルの運営も開始予定。【ホームページ
 
 
 
群馬県前橋市に拠点を置く株式会社伊佐建設。これまで数々の大規模建築物を施工してきた同社では、多大な実績に慢心することなく新規事業が続々と生まれている。そのチャレンジし続ける精神を社内に根付かせたのが、代表取締役の伊佐陽介氏だ。建設会社でありながら、2020年には自社で企画、設計、施工を手がけたホテルの運営も開始する予定という。その行動力はいかにして生まれたのか、伊佐社長に話をうかがった。
 
 
 

国内外で数々の大規模建築を施工

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 今年2019年で創業から45周年を迎えた老舗の建設会社である、株式会社伊佐建設さん。長い歴史の中でどんな建物を建設なさってきたのか、とても気になります!
 
伊佐 弊社はこれまで、全国展開する飲食チェーンの店舗やマンション、オフィスビル、美術館、さらには海外の超高層ビルなども手がけてきました。
 
石黒 海外の高層ビルまで手がけるとはすごいですね! 伊佐社長は2代目とお聞きしました。早くから建設業を志していたんでしょうか?
 
伊佐 いえ、最初に就職したのは証券会社の営業職だったんですよ。大学時代に就職活動を行い、内定をいただいた中から、最も自分を評価していないであろう会社に就職したんです。
 
石黒 えっ、普通は一番必要としてくれる会社を選びますよね?
 
伊佐 そうですよね。でも、私はあえて困難な状況で挑戦しようと考えたんです。そして、努力の甲斐もあり、入社半年で全国3位の営業成績をあげられました。その後は不動産会社に転職し、マンションの販売や土地開発を担当したんです。それから30歳の時に弊社に入社し、2015年に代表取締役に就任しました。経営者となった今、固定観念を持たず客観的な視点から建設業界を見ることができるのも、これまでの経験が役立っていると思いますね。現在は、先代である現会長の思いや弊社の理念をしっかりと保ちながら、事業の幅を広げています。