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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手間を惜しまずつくる こだわりの水産加工品
金楠水産株式会社 代表取締役 樟荘太郎

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 明石市で水産加工品を製造・販売されている金楠水産株式会社さん、来年2020年で創業100年を迎えるそうですね。樟社長は社会人第一歩から家業を?
 
樟 はい、高校卒業後この道一筋です。小学生の頃からほぼ毎日会社を手伝っていたんですよ。もうかれこれ60年ですね。
 
八木 60年とはすごい! 3代目を継がれたのはいつ頃ですか?
 
樟 1996年頃ですね。私が45歳のときです。
 
八木 なるほど。御社の主力は、明石だこの加工品製造と販売ですよね。
 
樟 そうです。秋刀魚やホッケなどの干物もつくっていますが、やはり力を入れているのは明石だこです! オンラインでも販売していますよ。
 
八木 明石だことそれ以外のたこの違いは何ですか?
 
樟 歯ごたえと弾力性ですね。噛めば噛むほど、旨みが出てきますので、食べる感覚を楽しんでいただけると思います。それも、ムラなく均一に仕上がるように、手作業で1匹ずつ塩を揉みこんでいるから、揉めば揉むほど白くて丸い吸盤が浮かび上がってくるんですよ。
 
八木 素晴らしいこだわりだ。これだけきれいで白い吸盤はなかなか見かけないですもんね。
 
樟 白と赤のコントラストを大切にしているんです。たこを茹でると煮汁で吸盤も赤く染まります。その美しさを保つために一釜ずつ、茹でては流し、茹でては流しと一回ずつ水を替えているんです。たこの大きさによって、茹でる時間も違うんですよ。
 
八木 一匹一匹調整するのは大変でしょう。でも、手間を惜しまないということですね。
 
樟 そのとおり! 何でも手間をかけないと良いものはできません。秋刀魚もそうです。冷凍秋刀魚は解凍してちょっと柔らかくすると開きやすいものの、少し固めのシャーベット状態で作業するんです。開くときに力がいるし、作業のスピードも鈍るのですが、溶けきる前に仕上げれば、秋刀魚のうまみを保てます。
 
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八木 なるほど。100年も続く老舗ならではのこだわりですね。最後に今後の展望についてお聞かせください。
 
樟 何と言っても弊社の生命線はたこです! これからもたくさん獲れることを祈っています。組合を通じて行政にも働きかけているので、汚染問題があった海の環境も少しずつ改善されています。すぐに魚は戻ってきませんが、また元の豊かな海に戻ると信じています。
 
八木 たこにかける情熱や仕事へのこだわり、真剣に取り組む人の気概を感じました。お身体に気を付けて、ますます頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好きな仕事をすること、そして自分の仕事に誇りを持つことです。それが仕事の楽しみとなっています。
(樟荘太郎)
 

:: 企業情報 ::

金楠水産株式会社

〒673-0034 兵庫県明石市林3-9-38

ホームページ
http://kanekusu.com

 
 
 
 

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