B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

形に残る造形の仕事で
人々に夢を与えたい!

 

誇らしい気持ちを若い人に実感してほしい

 
glay-s1top.jpg
八木 20年という節目の年を迎え、石原代表は充実感でいっぱいのようですね。
 
石原 もちろんです。造形とは形が残る仕事。人に喜んでもらったり、夢を与えたりできる仕事なんですよ。そしてプロ野球と同じように、この仕事も日本が平和だからこそ成り立っています。私はそのことに感謝しながら製作に取り組んでいますし、この平和が永遠に続いてほしいと願っているんです。
 
八木 私もその気持ちにはとても共感します。ところで、現在、アートケイさんには何名のスタッフさんがいらっしゃるのでしょう。
 
石原 私を含め3人ですね。残念なことに、修業に耐えられず辞めてしまうスタッフもいます。でも、今後は次の時代を担う若者を積極的に育てたいと考えているんです。
 
八木 造形物の製作に向いているのは、どのような人なのでしょうか。
 
glay-s1top.jpg
石原 頭の中で作品のイメージを組み立てられる、想像力の豊かな人でしょうか。アートケイでは、独立心のあるスタッフを求めています。仕事は真面目にコツコツと少しずつ覚えればいいので、前向きに頑張れる人に来ていただきたいですね。
 
八木 製作中はしんどいことがあっても、作品が完成すると嬉しいでしょうし、お客さんの笑顔を見ると大きな達成感を得られるお仕事でしょうね。そういえば、造形の世界で機械化は進んでいるのでしょうか。
 
石原 アートケイでは、まだまだ手作業にこだわって製作しています。ただ、時代の流れもあるので3D切削機の導入も予定しているんですよ。すると、それを動かせるプログラマーも必要になりますね。いずれにしろ若い人たちを育てバトンを渡しながらも、私自身、死ぬまで現場で働き続けるつもりです。
 
八木 石原代表は、どうしてそこまで造形のお仕事に情熱を燃やすことができるのでしょう。
 
石原 作品を製作しているとわくわくするからですね。この仕事は「汚い、臭い、危険」の3Kと言われます。確かに樹脂は臭いし体がすぐに汚くなる。FPRのガラス繊維がチクチクして痒くなることもあります。しかし、私もスタッフも一つひとつの作品に魂を込めながら製作しています。この誇らしい気持ちを、今の若い人たちにも実感してもらいたいんです!
 
八木 頼もしいお言葉です! 次の世代にバトンタッチするまで、ますます石原代表に活躍していただきたいと思います。これからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことを仕事にしているので、毎日楽しいですね。それに、お客様に喜んでいただいたときの達成感がやりがいになっています。
(石原慶克)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業者名 アートケイ
■ 所在地 〒599-8248 大阪府堺市中区深井畑山町271-4
■ 事業内容 テーマパーク・イベントなどの造形物制作/立体大型看板の制作
■ 設立 平成11年11月
■ 従業員数 5名
■ ホームページ https://www.artkei.net
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事