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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

働くママが安心できる
利用しやすい保育所運営

 

女性が働きやすい社会にしたい

 
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石黒 1時間1500円か。決して高い値段だとは思いませんが、お母さんが時間給のアルバイトの方だったら、子どもを預けることでお給料がほぼなくなってしまいますね。
 
中沢 そこが問題なんです。銀座にはさまざまな働き方をする方がいらっしゃいます。飲食店など、夜間に働く方に対して、ある保育所では月極で約19万円の保育料を請求していると聞きました。
 
石黒 19万円ですか!? 一般的な事務職の女性だったら、1ヶ月分の手取り金額に相当しそうな額ですね。それでも支払う人がいるんですか?
 
中沢 それがいらっしゃるんです。そうした方々は、たとえ給料をまるまる保育料に充てたとしても、今の仕事が続けられなくなるよりいいとおっしゃるんですよ。育児休業で長期間休みを取ったら復帰後、元のポジションに戻れなくなるとか、給料が下がってしまうといった懸念を抱いておられるんです。かといって、保育料の安い認可保育所に預けるのも、相当困難ですからね。
 
石黒 「女性活躍推進」などと言って、国は施策を講じていますが、現状ではまだまだ女性が働きやすい環境にはなっていませんよね。私の知人の中にも、働きたいと思って子どもを認可保育所に預けようとしたら、「働いている人しか預けられない」と、受け付けてもらえなかったという人がいました。本末転倒ですよ。
 
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中沢 おっしゃるとおりだと思います。もっと認可保育所を増やせばよいのですが、先ほど言った立地などの問題から、認可外の保育所が認可要件を満たすのは難しいんですよ。認可保育所には自治体から補助金が支給されます。でも私は、ビルオーナーにも補助金が支給されればよいと思います。そうすれば、物件を保育所として貸し出そうという大家さんが増えるんじゃないでしょうか。
 
石黒 資格やキャリアを持っているのに、子どもを預けられないから能力を活かせない女性はたくさんいると思います。もちろん、育児に専念したい方もいると思いますが、働きたくても働けない女性がいるという現状を、国はもっと理解してほしいですね。