ホテル業界を経て保険業界に進出したという異色の経歴を持つC&F company(シーアンドエフカンパニー)株式会社の代表取締役、岡﨑正克氏。ソニー生命保険株式会社時代に積んだ管理職のノウハウは、会社の運営方針にも生かされている。「まず、社員が幸せでなければ、お客様を幸せにすることはできない」。その方針に惹かれ、岡﨑社長の子息・淳隆氏も父の会社で働くことを決意したのだろうか。同社の運営力の秘訣に迫った。
30歳を超えて異業種へと飛び込む挑戦心

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
岡﨑(正) 大学を卒業後、レジャー事業で知られる藤田観光に就職しました。そのままホテル業界の道を歩んでもよかったのですが、32歳のときにソニー生命からお声がけいただきまして。最初は少し迷ったものの、別の業界でチャレンジしてみたいとの気持ちが湧き、保険業界に飛び込んだんです。
畑山 今まで経験したことがない保険業界にいきなり入ったのですか! すごい挑戦心ですね。異業種ですから最初は大変だったでしょう?
岡﨑(正) そうですね。しかも、現在、弊社の社員である息子の淳隆を授かった時期でもあったんですよ。そういう状況でしたから、がむしゃらに頑張りました。その甲斐あって、成績もどんどん伸び、4年目には営業所長を任されるまでになったんです。その後は支社長も務めました。
畑山 岡﨑社長の頑張りが身を結んだわけだ。素晴らしいですよ。
岡﨑(正) 私1人の力では無理でしたね。周りの方々や前職でお世話になった人の応援、そして家族の支えがあったからこそ、頑張ることができました。本当に感謝しています。その後、一念発起して2005年に独立したのです。