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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール (きくち やすのり)東京都出身。エンジニアを志望し、大学では工学部を専攻した。卒業後は国内の電機メーカーに技術職として入社し、情報部門に配属される。その後、外資系のコンピューターメーカーに移り、営業や営業教育を担当。35歳で広報担当に転じて以来、22年間にわたって広報業務を担当し、2009年にPRクエスト(株)を設立した。【ホームページ
 
 
 
企業活動において、マーケティングや差別化など様々な戦略が不可欠なのは論を待たない。いっぽうで、後回しにされがちなのが広報戦略だ。単に広告宣伝費を費やせば広報・宣伝は成功すると思われがちだが、実際はそうではない。「企業や商品のブランドを効果的に高め、業績向上にもつなげていくのが広報戦略」と語るのは、PRクエスト株式会社の菊池泰功代表取締役。競争に勝つための広報戦略とはいかなるものか、詳しく話を聞いた。
 
 
 

20年来の浦和レッドダイヤモンズファン!

 
菊池 鈴木さん! 本日はお目にかかるのをとても楽しみにしていました。私は20年来の浦和レッドダイヤモンズのサポーターなんです。
 
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インタビュアー 鈴木啓太(サッカー元日本代表)
鈴木 それは光栄です。僕がレッズに加入したのが16年前の2000年なので、菊池社長は、それより前からレッズサポーターでいらしたということですね。
 
菊池 はい。「コンパック」というコンピューターメーカーが、かつてレッズのスポンサーをしていましたよね。私はコンパックでの仕事を通じてレッズと接点ができ、それ以来仕事を離れても、ずっと家族でサポーターなんです。鈴木さんがレッズに入ったのは、確かチームがJ2に降格した年。「J2スタートになるにもかかわらずレッズ入りを決めるなんて、鈴木啓太はすごい選手だ」って当時から私の周りではもっぱらの噂でしたよ(笑)。
 
鈴木 そんな噂があったのですね。ありがとうございます(笑)。ピーアールクエストさんは、企業の広報サポートを事業として展開されているそうですね。あまり耳慣れない事業です。具体的な内容について、詳しく教えていただけますか。