プロフィール 中国生まれ、横浜育ち。社会人一歩目は日本の大手電機メーカーに就職し、中国駐在員を務める。その際に中国でLED事業を展開するADAYOの電源装置の存在を知り、独立後に販売を受託。さらに屋外照明に特化したLED照明の開発・生産を手がける中国企業、HPWINNERに出合い、両社の製品を扱うべく2015年にHPWINNER の日本法人としてNHPソリューション(株)を設立した。【ホームページ】
電化製品の営業マンとして長年、日中間のビジネスに携わってきたNHPソリューション株式会社の高野代表取締役社長。仕事をする中で中国企業ADAYOの製品と出合ったことからLED事業に参入。現在は中国でのLEDモジュール出荷量2年連続№2、技術力では№1を誇るHPWINNERの日本法人として両社の製品を扱っている。日本にLEDを広めるだけでなく、日・中企業の関係構築に尽力する高野社長にお話をうかがった。
LED製品との出合いから、日本法人設立へ

インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 NHPソリューションさんは、LEDに関する事業を展開されているそうですね。まずは具体的な事業内容について、お聞かせください。
高野 弊社ではLEDのモジュール、つまり点灯部品を製造している中国企業、エイチピーウィナーの日本法人として、自社製品を取り扱っています。HPWINNERは特に屋外照明に強みのある企業で、2012年にFIFAワールドカップが行われた際には、ブラジルの空港からスタジアムにかけての道路のLEDを担当したんですよ。
吉井 それはすごいですね! 高野社長がそのHPWINNERの日本法人を立ち上げられたのには、どういった経緯があったのですか?
高野 私は以前、日本の大手電機メーカーの中国駐在員を経て、香港で商社を経営しておりました。その際に中国のアダヨという企業が日本企業と共同開発したLED用の電源装置を販売していまして。日本市場の開拓を、ということで委託を受けていたのですが、お客様からは「電源単体よりも完成品が欲しい」という声を多くいただき・・・。そんな時に出合ったのが、HPWINNERの製品だったんです。それ以来、同社の製品をメインで扱うとともに、ADAYOの製品も併せて提供することで、クライアントの要望を満たしています。