プロフィール 東京都出身。高校生の時に空手道場に入門し、大学入学後も稽古に励む。人と接する仕事に就きたいとの希望から、専門学校を経て整体師に。勤務の傍ら、空手道場の先生も務める。フォトグラファーの友人の依頼で、撮影アシスタントの仕事も経験。ある日、友人の代役で撮影を手がけたことで写真の道に目覚める。以降はフォトグラファーとして活動をスタート。2012年にフォトスタジオステラをオープンした。【ホームページ】
スマートフォンなどを使えば誰もが高精細の写真が撮れる昨今。しかし、プロが撮影する写真の質はやはり別格。フォトスタジオステラの藤本玲生代表の優れた撮影手法は被写体との関係づくりにある。絶妙な間合いで被写体の自然な笑顔や潜在意識を引き出し、パーフェクトな瞬間を写真に残してくれるのだ。イタリア語で星を意味するステラ。夜空から切り取った星のように、キラリと輝く一枚を撮影してくれる、藤本代表にお話を聞いた。
各フロアに遊び心が溢れるフォトスタジオ

インタビュアー 前園真聖(サッカー元日本代表)
前園 ステラさんはすごくオシャレなフォトスタジオですね。何階まであるんですか?
藤本 3階です。1階で受付と衣裳選びをしていただき、2階で着付けやヘアメイクを行います。3階が撮影スタジオです。
前園 上に昇るごとにお客さんは撮影本番に向けて気分が高揚していくわけだ。きっと幅広い年齢層の方が撮影に訪れるんでしょうね。
藤本 はい。七五三や成人式、赤ちゃん、妊婦さんを撮影することもありますよ。
前園 確かに妊娠期間って女性の一生の中でも貴重な体験をする時期ですから、写真に残せばいい記念になるだろうなぁ。
藤本 他にも、お年を召した方が「後世に残す写真を」といらっしゃるケースも多いです。このスタジオにはエレベーターを設置していますから、身重の方やご高齢や障害のある方でも安心です。また、他のスタジオにはない設備と“小さなサプライズ”を演出できるようにロフトを設けました。ロフトにあがって俯瞰して撮影したり、その他にも背景パターンを豊富に用意したりしているので、いろいろなご要望に応えられます。ちなみに“楽しい・サプライズ”のために1階には小鳥が隠れていたり、2階にはおもちゃのシルバニアファミリーでつくった、当店のミニチュアもあったりします(笑)。