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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 今西法律事務所さんでは、弁護業務を行っていらっしゃいます。まずは、今西代表の仕事に対するスタンスについてお聞かせいただけますか?
 
今西 私はどんな案件、どんなクライアントであっても、決して上から目線にならないよう気を付けています。弁護士の中には、クライアントを見下した態度をとるような方もまだいらっしゃるとクライアントからうかがうことがあります。そのような態度をとられれば、良い気分になる人はいません。クライアントには、せっかく敷居が高い弁護士事務所に相談にお越しいただいたのですから、「相談して良かった」と思ってお帰りいただきたいと考えています。
 ですから私は最低限クライアントと同じ目線で、話をしっかり聴くよう心がけています。そうすることで、まずは気分だけでもスッキリしてもらえればと。
 
宮地 私も弁護される側の役を演じたことが何度かありますが、法廷にはピリピリした雰囲気がありましたし、弁護士の方には「堅い」というイメージもあります。でも今西代表は少しお話しただけで、柔らかい雰囲気を感じました(笑)。
 
今西 ありがとうございます。クライアントのお話をしっかり聴くというのは、お悩みの内容を把握して、的確なアドバイスをするために重要ですが、それ以前に不安を解消するということはもっと重要なことだと思っていますからね。「同じ目線で接してくれるから話しやすい」とか、「気が楽になりました」と言ってもらえると、私も嬉しくなりますよ。
 
宮地 スタンスが皆さんに理解されているということですね。ちなみに、弁護士として初めて実務に就いた時はどんなことを感じましたか?
 
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今西 頭ではもちろんわかっていましたが、弁護士の仕事はその人の人生を預かる仕事なのだというリアルな気付きがあり、責任重大だと痛感しましたね。
 でも、一つひとつの仕事にしっかり関わっていけば新たな引き出しが増え、次の案件につなげていける仕事だということも理解しました。これまで本当に数多くの案件に携わらせていただき、人のために仕事をしながら、自分も成長できている実感があります。