プロフィール 東京都出身。祖父の代から続く税理士一家に生まれるも、学生時代はさほど税理士という仕事に興味を抱かなかった。しかし祖父の他界後、叔父の事務所で働きやりがいを見出す。後に経験を積むため大手の税理士法人に就職。顧客に寄り添う親身な対応で4年連続トップの営業成績を収め、年間60社以上の顧客と関わるなどしてノウハウを蓄積する。2013年9月、満を持して独立開業を果たした。【ホームページ】
個人、法人かかわらず、事業が軌道に乗ると必要になってくるのが税理士だ。インターネット隆盛の今、報酬金額をサイトで比較して選ぶこともできるが、税務申告や記帳代行だけを依頼するならともかく、経営に有益なアドバイスを受け、不安を払拭しようと思えばサービスの質を見極めたほうがいい。いぶき総合会計事務所の西守正希代表のように、会社創業期からしっかりとフォローをしてくれるビジネスパートナーを選ぶことが賢明だ。西守代表に税理士という仕事にかける思いをうかがった。
幅広い税務に関わった強みを活かす

インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 西守代表はお祖父様の代から続く税理士一家にお生まれになったと聞いています。
西守 はい。ただ、税理士業務に興味を持ったのは大学卒業後に祖父が他界して叔父の事務所を手伝い始めてからです。それまでは税理士というと税金対策や帳簿付けだけを行う仕事だと思っていたんですよ。でも、手伝ってみると、そうでもないことがわかりました。実際に経営者の方にお会いして親身になってお話を聞き、プライベートのことまで相談に乗る。そういう業務を経験したことで、やりがいがありそうな仕事だと感じるようになったんです。
駒田 地域に根付いたお仕事をなさっていたようですね。
西守 そうですね。地域に根付いて経営をしている企業様を支えていました。私はその後、叔父の事務所で5年ほど経験を積み、大手の税理士法人に移りました。その事務所は顧問先を大小様々800社以上抱えていたので、法人や個人の税務はもちろん、相続や事業承継、M&Aのことまで関わっていまして。また、営業活動を含め、業務の全てを任せていただけたので、独立のノウハウを学ぶうえで素晴らしい環境でしたね。