FC経営の飲食店を中心に
人に喜ばれる多彩な事業
商品力に人とのつながりが加味され
各事業が広がっていく

五十嵐 他の事業のこともご紹介ください。
竹中 ドトールコーヒーショップの経営は(株)ティ ウイングス(T-WINGS)、新宿一丁目食堂は(有)T-DINNERS、さらに(株)T-ENERGYという法人で燃料添加剤を販売しています。先ほどの環境事業のLED照明もT-ENERGYで取り扱う予定です。
五十嵐 燃料添加剤を扱うT-ENERGYはどういう経緯で始められたのですか。
竹中 私の高校時代の友人が三菱商事の燃料部に勤めておりまして、リタイアする際に 「一緒にやってみようか」 という話になったのがスタートです。現在、某大手企業から採用の内定をいただいたり、某電力会社さんにも品質テストを続けていただいております。燃料添加剤は実際に使ってみないと効果が分からない、非常に商売が難しい分野です。いまは、製品を渡して実際に使ってもらって、効果を実感していただいてからご購入いただく方法を試しています。商売っ気抜きで、まずは製品を通じて友人を作り、「あげるから使ってみて」 とお渡しして、自然に広げていきたいと考えています。

五十嵐 それは、売る側に人徳や人間力がないとできませんよ。竹中社長のご人徳のなせる業でしょう。
竹中 他にも、地球コーポレーション(株)という会社を経営しています。実は、私の家内の実家が経営していた文具メーカーが一昨年解散しました。その中に馬油の販売事業があり、全国に顧客を持っておりました。それらのお客様から「止められたら困る」 と言われまして、この事業のみ、私が引き継ぎました。
五十嵐 馬油は私も知っています。舞台のお仕事が始まると毎日顔や首を白塗りするんですが、強いクレンジング化粧品で落とすと肌がカサカサになるんです。でも馬油を使うといいんですよね。随分お世話になってます。
竹中 使っていただいているとは嬉しいですね。おっしゃるとおり、馬油は肌荒れにいいのです。いちばん効くのは火傷です。アトピーや水虫、痔にも効きますし、ご高齢者のおむつかぶれにもいいと聞いています。馬油の成分は不飽和脂肪酸が約65%ですが、この割合は人体の脂肪とほぼ同じです。だから人間の皮膚にすっと浸透します。油が菌をくるみこむことで滅菌効果もあります。