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首都高速道路の料金はどうなるか ~オリパラ期間中の料金体系はターゲティング価格への布石?~ 昨7月19日、都内の首都高速で変動料金制(ロードプライシング)の適用が始まった。8月9日までのオリンピック期間中と8月24日から9月5日までのパラリンピック期間中、自家用普通自動車・軽自動車と二輪車の利用に関し6時~22時の料金を一律で1000円上げるいっぽう、深夜0時~4時の夜間は通常料金の半額にする(ただしETC車のみ)。運営主体である首都圏高速道路株式会社(旧首都高速道路公団)としては、「東京都及び大会組織員会からの協力依頼に基づき、大会関係車両が円滑に通行できるよう、協力」とのことで、料金を上げる(負のインセンティブを加える)ことで日中のマイカー利用を抑制する措置のようだ*1。
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月刊ブックレビュー vol.70『5Gの衝撃』 5Gについての本はとにかくたくさんありますが、日々情報が刷新されるジャンルなので新しい本がいいだろうと思ったことと、別の原稿でKDDI総合研究所の知見に信頼を持ったので、著者の略歴も見て――同じ名前の千葉ロッテマリーンズの守護神がいたような・・・などと思いつつ――本書を読んでみることにしました。著者の小林雅一氏はKDDI総合研究所のリサーチフェロー。東大大学院を卒業して東芝、日経BP、慶応義塾大学メディア・コミュニケーション研究所を経て、情報セキュリティ大学院大学で客員准教授も務めておられる由。
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動き出したラストワンマイル ~1億総荷主時代の社会インフラをどうするか~ 今月1日、関東の運送会社23社が加盟するラストワンマイル協同組合がサービスを開始した。まずは理事長企業であるデリバリーサービス株式会社の担当エリアでのトライアル営業だが、同組合が提供する新しい配送サービスの在り方に、大いに関心が寄せられているようだ。
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ドローンを新たなインフラに ~新技術を活かす小さな民力と大きな政力~ ◆「ドローン=怠惰な雄蜂」に集まる注目 昨2015年12月、主にドローンを対象とする改正航空法が施行された。法規制の不備もありドローンによるトラブルが耳目を集めたことから急遽施
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パーソナルモビリティ、走る!~"沿線"から"同心円"に街づくりが変わる~ ◆絶好調でも自動車の国内販売は右肩下がり アベノミクスによる円安の恩恵を受けて、自動車メーカー各社が活気づいている。日本自動車工業会の豊田章男会長 (トヨタ自動車社長)
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東京駅発、100年の国家大計 ~リニューアルオープンが地方の賦活を導く~ ◆鉄道網を象徴する特別な駅 「日本で一番高いところにあるのは何駅?」――子供の頃、こんななぞなぞを楽しんだことはないだろうか? 答えは東京駅である。ここを目指す電車はすべ
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今そこにある隔たりを疑え~「局面接近」という新しいトレンド~ ◆ 「スモール アンド コンパクト」 たとえば日常ひんぱんに使っているパソコン、それがいきなり壊れたら!? ユーザーがメーカーに修理を頼むには、かさばる機体を抱えて
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基地局ベンダー戦国時代 ~モバイル環境の激変と、基地局ベンダーの今後~ ◆ 携帯電話のトラフィック爆発と新たな通信規格 スマートフォン (スマホ) や、iPadをはじめとするタブレットの急速な普及に伴い、通信業界で今、最も大きな問題となってい
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エネルギー事情に「新展開」 ~八方ふさがりからの脱出なるか~ ◆ 新展開 東電国有化はなにをもたらす? 旧経営陣の反対を押し切って、東京電力が事実上国有化される。国家が直接的にエネルギー産業の舵を握るわけだが、その歩みが直近の日本経