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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

資材販売から造形まで エンタメ業界を支える!
株式会社NAT 代表取締役社長 西岡拓磨

 
プロフィール 大阪府出身。学生時代は空手に打ち込み、日本代表に選ばれる。後に、一転してバンドを組み、インディーズでデビューし海外ツアーも実現した。バンド解散後は、資材販売の商社に勤務。創業者が会社を売却したことから、独立を考えるように。その後、3年間フィギュアの製作、販売の仕事に携わった。2022年6月に(株)NATを設立。店舗や商業施設の内外装、造形製作を手がける。【ホームページ
 
 
 
店舗やテーマパーク、商業施設の内外装から造形、コンサートステージの製作まで手がけ、さまざまな業界を陰で支えるプロフェッショナル。それが株式会社NAT(ナット)の西岡拓磨社長だ。専門家集団“チームNAT”を率い、顧客に寄り添いながら未来への道を先導する西岡社長はFRPなどの資材も自社開発し販売をスタート。パワフルな突進力とカミソリのように明晰な頭脳を併せ持つ西岡社長の素顔に迫った。
 
 
 

全国を飛び回り多岐にわたる事業を展開

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 大阪府吹田市に事務所を置き、店舗や商業施設などの内外装から造形、コンサートステージの製作などを手がける株式会社NATさん。西岡社長は全国を飛び回ってご活躍されているとうかがいましたよ。
 
西岡 はい。実は出張で東京や埼玉にいらっしゃるお客様を訪問し、先ほど大阪へ戻ってきたばかりなんですよ(笑)。弊社の事業は店舗やテーマパーク、商業施設などの内外装のほか、コンサートステージや造形の製作、ライセンス業務、FPRをはじめとする資材販売などとても幅広いんです。
 
亀山 多岐にわたる事業を展開されているのも気になりますが、西岡社長のその体格からすると何かスポーツをされていたんじゃないですか?
 
西岡 そうなんです。実は学生時代は空手に打ち込み、日本代表にも選ばれたんですよ。将来は空手の道に進むつもりだったものの、高校時代に拳を痛めてしまい、断念しました。その後、その情熱は音楽のほうへ向けまして。バンドを組みインディーズデビューを果たし、全国ツアーや海外ツアーも実現することができました。しかし、残念ながらCDが売れない時代になってしまったんです。ですから、今後の人生を考えた時に、人と話すことが好きだった私は、営業の仕事を探しまして。候補の中から当時彼女で現在の妻に選んでもらったのが、「個人の力を認めてくれそう」と直感した資材販売の商社だったんです。