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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

親身なM&Aで社会貢献 事業と想いの継承を胸に
株式会社インテグリティサポート 代表取締役 桐明幸弘

 
プロフィール 1980年、東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入行。その後、(株)レコフに入社し国際間M&Aアドバイス、不動産証券化企画などを担当した。後に、ソネンブリック・ゴールドマンを経て、デロイトトーマツグループに入所し旅館やゴルフ場等を中心に事業再生支援に従事。その後起業し(株)インテグリティサポートの代表取締役に就任した。過去には福岡市経営補佐顧問、太平洋クラブ(株)社長など務めた。【ホームページ
 
 
 
「社会に役立つ事業であれば絶対に存続していくべき」と日本経済を俯瞰で捉える、株式会社インテグリティサポートの桐明幸弘代表取締役。その視点は、顧客に寄り添うM&A事業者ならではだ。メガバンクで財務会計を基礎から学び、会計・ファイナンスのプロとして、さまざまな現場で事業再生やM&A、社長業を手がけてきた。事業だけでなく、経営者の想いを継承し守るという使命感を胸に、さらなる社会貢献に挑む。
 
 
 

メガバンクで10年勤務し、M&A事業へ

 
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インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 埼玉県春日部市を拠点に、事業再生、承継M&A支援業務、ホテル・旅館の開発、リノベーションなどを幅広く手がけている、株式会社インテグリティサポートさん。アフターコロナや物価高などの世相もあり、御社のような企業は貴重な存在だと思います。まずは、桐明社長のこれまでの歩みからお教えください。
 
桐明 私は大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行の前身である東洋信託銀行に就職し、米国留学経験があったことから国際業務に就いたのです。1年後には中国赴任となり、その後に日中経済協会という政府団体に出向したのが、社会人としてのスタート時期でした。
 
石黒 いきなりグローバルな展開で、驚いてしまいました(笑)。しかし、今のお仕事にも関係が深そうですね。
 
桐明 ええ。多様な業界の現場やサービス内容を知る機会になり、幅広い知識とノウハウを学びました。銀行で10年勤める中で、とにかく現場第一線で粉骨砕身に飛び回り、窓口業務などの落ち着いた仕事はほんの少しでしたね(笑)。その後、銀行からM&A仲介専門の会社に転職し、それから、デロイトトーマツグループでクロスボーダーM&A案件の担当や事業再生支援、株式会社太平洋クラブの社長を務めた経験などを経て、2007年にインテグリティサポートを設立しました。