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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

こだわりの甘酒を通じ 食からの健康を考える
Nyan(にゃん)の甘酒 代表 髙橋知隆

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 ふれあい鍼灸院を運営する鍼灸師の髙橋代表は、2021年に甘酒スイーツを販売するNyan(にゃん)の甘酒というお米スイーツ専門店をオープンし“食”を通した未病ケアに取り組まれているそうですね。鍼灸師が手がけるお米スイーツとは驚きです。さらにはボクシングもなさっているとか。
 
髙橋 そうなんですよ。畑山さんはまさに私の憧れのチャンプで、ボクシングを始めるきっかけになった方ですから、今日はお会いできて本当に嬉しいです!
 
畑山 私も嬉しいです! それにしても、髙橋代表はどのような経緯で現在のような事業を手がけることになったのでしょうか。
 
髙橋 私は28歳のとき、まずは鍼灸の世界へ踏み込みました。その当時はアトピーがひどく、薬で対処療法していたものの、なかなか改善しなかったんです。そんなときに鍼灸の師匠から食べ物に気を付けたほうが良いとアドバイスをもらいました。ボクシングをやっていたのでウェイトには気を遣っていたのに、食事の質にはこだわっていなかったことに、そのときようやく気付いたんです。そこから食に関心を持つようになったことが、甘酒スイーツの販売につながりました。
 
畑山 なるほど、やはり日々口にするもので体は変化していきますからね。
 
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髙橋 その通りです。甘酒は体に良いと昔から言われているものの、私自身この事業を始めるまで、甘酒を日常の食生活に取り入れることはあまりなかったんです。ところが、2年間、毎日甘酒を試作し飲み続けて、変化を体感しました。栄養価も高く、発酵食品ですから腸内環境を整えてくれるんですよ。そんな私の体験とこれまで得た知識で、多くの人に食を見直してもらいたいという思いでNyan(にゃん)の甘酒を運営しています。
 
畑山 生きるうえで欠かせない“食”をどう捉えるか、その重要性を知っている人と知らない人では、健康にも大きな差が出そうですね。
 
髙橋 そういったことを、当店の甘酒やスイーツを通じて伝えていけたらと思っています。だからこそ、商品は無農薬のお米と生糀にこだわり、砂糖・添加物は不使用で手づくりしているんですよ。