パート事務員が車販売も経験

インタビュアー タージン(タレント)
芹澤 短大卒業後、就職と同時に上京し、小売業の大手企業に就職しました。その会社の外食グループに所属して、メニュー開発や販売促進企画を担当していたんです。当時は、時間をつくっては全国約150店舗を回って現場の声を聞いたり、オペレーションの指導を行ったりしていました。
タージン バリバリのキャリアウーマンですね! その後、東京を離れたのはどうしてですか?
芹澤 結婚を機に退職して、神戸に引っ越すことになったんです。その後は2人の子どもの育児をしていました。そうした日々を過ごす中で、そろそろ仕事復帰したいと考えたんです。職場が近くであれば、子どもたちも安心だろうと思い、当時ちょうど自宅の目の前にあった株式会社ユウキ自動車に就職したんです。
タージン 家が近いというのが、最初の理由だったんですね! どのようなお仕事を任されていたのでしょう。
芹澤 パートの事務員の仕事と思って入社したのですが、当時は何でも仕事をこなさないと雇ってもらえない時代でした。ですから、いきなり車販売の営業も任されたんです。そのとき私はまったく車のことも知らない素人でした。それでも負けん気の強さは誰よりもありましたから、時間を見つけては道ゆく車を見てメーカーと車種を必死に覚えましたね(笑)。ありがたいことに、最初はご近所の方が車を買ってくれたり整備に出してくれたりして、今でもご近所のみなさんには感謝しています。