
インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
日丸 もともと私の祖父が漢方薬の製造・販売会社を立ち上げ店舗を構えたんです。現在は両親が後を継ぎ、漢方薬の販売を継続しています。一方、高校時代からパンクバンドの活動に打ち込んだ私は歯科医師になり、2014年に当医院を開業しました。現在も、診療と並行してライブをしたりCDを制作したりしているんです(笑)。
亀山 音楽活動もされている歯科医師さんとは、とてもユニークですね(笑)。では、日丸院長ならではのポリシーをお聞かせください。
日丸 東洋医学と西洋医学にはそれぞれの強みがあります。歯科医師は歯を治すだけと思われがちですが、体はすべてつながっているので、それだけでは不調を根本から改善することはできません。ですから私は患者様の生活習慣をトータルでお聞きして治療に挑み、可能な限り再び歯を痛めないよう指導することを大切にしています。
亀山 やはり、漢方をベースにした東洋医学の考え方が根付いているようですね。
日丸 おっしゃるとおりです。歯の治療は、患者様の全身の中で狂った歯車のバランスを調整する手段の一つ。最初の診断を誤ると術式も間違えてしまいます。そこで漢方の精神を受け継いだ当院は、初回の問診に1時間以上もかけて患者様を診断しています。また、私は診療時間外でもLINEでご相談を受け付けているんですよ。仕事や恋愛の悩みまで寄せられるほど、患者様とは友だちのようなお付き合いをしています。

日丸 ありがとうございます。患者様の本音を引き出して大元から治療する当院は、ありがたいことに大阪や東京など各地に引っ越しても、「日の丸歯科医院でなければダメだ」と言って通ってくださる方が数多くいらっしゃるんですよ。
亀山 とても気さくで話しやすい日丸院長だからこそ、患者さんも信頼を寄せているのだと思います。将来の目標についてはいかがでしょう。
日丸 患者様の中には医師が決めた治療方針に従うだけで、自分には選択権がないと思い込んでいる方が大勢いらっしゃるんです。その中で当院は患者様の選択肢を広げ、自分に合った治療法が選べる歯科医院であり続けます。そうして「日丸に相談すればなんとかなる」とおっしゃっていただける歯科医師になりたいですね!
「仕事を楽しむ」とは‥
考えながら自由に好きなことをやっていく。そうすることで仕事が頑張れますし、楽しむことにつながると思います。
(日丸全人)