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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ニーズに柔軟に対応して 軽貨物運送業をサポート
合同会社NISHIO/ニシオモータース 代表 西尾峰人

 
プロフィール 大阪府出身。任侠映画に憧れ、俳優の道を志す。18歳で京都の東映俳優養成所に入所し、時代劇に数多く出演する。俳優として活躍しながら、トラックドライバーなどさまざまなアルバイトを経験。27歳で俳優としての区切りをつけ、30歳のときにニシオモータースを立ち上げた。中古車販売店としての強みを生かしながら、車両のレンタルサービスや運送業など幅広く事業を展開している。【ホームページ
 
 
 
大阪府枚方市で30年続く、中古車販売店ニシオモータースを運営する合同会社NISHIO(ニシオ)。かつては京都の東映で時代劇俳優として活動していた西尾峰人代表が、次なるステージへと選んだのが自動車業界だった。顧客から頼られることに喜びを感じ、レッカー事業など自動車に関わるさまざまなサービスを提供し、躍進を続けている。西尾代表に、事業の成功の秘訣や顧客を思う情熱の源泉をじっくりとうかがった。
 
 
 

時代劇俳優として活躍した青年時代

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 本日は、大阪府枚方市で中古車販売、営業用軽車両のレンタルサービス、運送業など幅広く事業を展開されている合同会社NISHIOさんにお邪魔しています。西尾代表はもともと自動車とは畑違いのお仕事をされていたそうですね。
 
西尾 はい。27歳まで俳優業をしていました。任侠映画に憧れて、18歳の時に京都の東映俳優養成所に入ったんです。ただ、その頃には任侠映画の流行が終わっていましたけどね(笑)。ですから、主に時代劇に出演していました。有名な作品、『ミナミの帝王』にも出演したことがあるんですよ。
 
亀山 日本のハリウッドとも言われた京都の撮影所で、俳優としてご活躍されていたとは、すごいご経歴です。
 
西尾 ありがとうございます。ただ、本業として俳優一本で仕事をしていた時期もありましたが、やはりそれだけでは食べていけず、その間にもトラックドライバーなどいろいろなアルバイトを経験していたんです。それで、27歳くらいのときに俳優としての区切りをつけ、新しいことを始めようと大阪に帰ったんです。
 
亀山 それが、自動車関係のお仕事だったのでしょうか?
 
西尾 はい。大の車好きだった私は、自動車に関わる仕事がしたいと思い、3年間ほど資金を貯めました。そしてようやく、ニシオモータースとして外車の販売を手がける会社を起業することができたんです。しかし、リーマンショックのあおりを受けて経営が厳しい状況になってしまいました。