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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

胃もたれしない秘伝タレ 真心込めた接客の焼肉店
炭火焼肉 カンテイポウ 代表 姜信香

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 西宮市の「炭火焼肉 カンテイポウ」は、JR甲子園口南側にあるお店です。調理担当の姜ちゃんこと姜信香(キョウ シンコウ)代表と、ホール担当の丸ちゃんこと丸山貴央(まるやま たかなが)さんにお話をうかがいます。まずはお店を立ち上げるまでの二人の歩みを教えてください。
 
姜 私は中国のハルビンで育ち、2006年に大学入学のため来日しました。その後、就職先の韓国料理店で焼肉と出会い、その奥深さにどっぷりはまりまして。それでお店を出したいと思って本場韓国に渡り、5年間の修業で100店舗以上研究した後、当店を立ち上げたんです。
 
丸山 私は尼崎市の出身で、2012年にフランチャイズの居酒屋オーナーとして独立しました。経営者として日々が勉強で、2019年頃、研修に通ってるときに姜ちゃんと出会いました。「お客さんに喜んでほしい!」という想いの強さが私と同じだったので、すっかり意気投合しまして。姜ちゃんの「食へのこだわり」は私も学ぶところがあったので2022年5月参画を決めました。
 
姜 当時の私は肉の仕込みやタレづくりのノウハウをさらに高めたかったので、経営面や人材育成、SNSの発信などマーケティングにまでは手が回りませんでした。そこで丸ちゃんに手伝ってもらえませんか? とお願いしたんです。
 
タージン 互いを高め、補い合うために協力することになったと。カンテイポウさんの焼肉のタレはすごく種類が多いですよね。
 
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ホール担当の丸山貴央氏(右)
姜 お肉はそれぞれの部位に特徴があるから、タレとの相性があります。夫婦と同じで、相性が大切なんです(笑)。実は、お肉を漬け込むタレ、かけるタレ、つけるタレ、揉みこむタレ、に加えて、サラダのドレッシング、キムチのタレ、ユッケのタレなど・・・全部で約35種類のタレ、ソースがあり、すべて店内で手づくりです。とくに大きな器の飲めるほどのタレ、カンテイポウソース(つけるタレ)と、壺漬け用の漬けタレは一番のこだわりです。ものすごく研究しました(笑)。
 
丸山 名物の肉毛布や壺漬けのお肉をつけて食べる大きな器のカンテイポウソースは絶対に胃もたれしないので、とくに40代以降の方にはピッタリです(笑)。もちろんお子様からおじいちゃんおばあちゃんまで安心して食べられます。とにかく、姜ちゃんはタレづくりの“変態”と言えるほど(笑)、いつもタレについて考えているんです。