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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

誇りを持てる警備会社で 人々の安全を守り抜く!
株式会社ナカチュー 代表取締役社長 中尾圭太朗

 
プロフィール 兵庫県出身。学生時代は野球に打ち込み、大学時代は神宮大会へ出場、卒業後は軟式の実業団に入社した。その後、父親の忠善氏が経営する(株)ナカチューに入社。現在は後を継ぎ代表取締役社長に就任している。共に野球に打ち込んだ巽智亮氏と(株)アスエーも設立し、自身が代表を務めるナカチューミライフ(株)との3社でグループ経営をしている。【ホームページ
 
 
 
兵庫県姫路市を拠点に警備業を展開する株式会社ナカチュー。中尾圭太朗代表取締役社長は父の中尾忠善会長から事業を継ぎ、「明るく元気に」をモットーに躍進を続けている。共に野球に打ち込んだ盟友・巽智亮副社長を迎えて設立した株式会社アスエー、2021年に創業したナカチューミライフ株式会社の3社で構成するナカチューグループは、スタッフの年齢層に合わせた事業で働きやすい職場を実現。市民の安全に貢献している。
 
 
 

社会人軟式野球でプレーし家業の警備会社へ

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県姫路市で警備業を手がける株式会社ナカチューさん。今日は中尾忠善会長、ご子息の中尾圭太郎社長、グループ会社である株式会社アスエーの巽智亮副社長にお話をうかがいます。最初に、中尾会長が警備業界で起業するまでの歩みを教えてください。
 
中尾(忠) もともと損害保険の代理店を経営しており、知人から「警備業もやってみないか」と誘われたんです。おもしろそうだと直感し、1993年に有限会社ナカチューを設立しまして。事業は順調に成長し1997年に弊社を設立しました。
 
濱中 未知の世界だった警備業で躍進したきっかけは、なんだったのでしょうか。
 
中尾(忠) 創業当時は主に一般道の交通誘導を手がけ、スタッフも年配の警備員がほとんどでした。そんなときに起きたのが阪神・淡路大震災です。被災し職を失った若者のために高速道路の交通誘導を始めまして。そうして幅広い年代の警備員が混在するようになったので、年齢に応じて業務を分けようと考えた息子が、2019年に株式会社アスエーを創業しました。2021年、ナカチューミライフ株式会社も立ち上げ3社で警備業を展開しています。
 
濱中 中尾社長のご経歴も気になります。ずっと野球に打ち込んできたそうですね。
 
中尾(圭) ええ、もともとプロ野球選手を目指しており、大学卒業後は軟式に転向し、スカウトで実業団チームのある会社に就職しました。7年ほどプレーを続け何度も全国大会に出場したんですよ。そうして経営者としての父の背中に憧れ、家業である株式会社ナカチューに入社しました。昨年2022年に一般社団法人兵庫県警備業協会の会長に就任し、ますます多忙になった父の後を継いで代表取締役に就任した次第です。