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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

型破りな発想で地域革命 高齢者の福祉をサポート
株式会社あゆみ 代表取締役 角倉和也

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県姫路市の株式会社あゆみさん。介護保険事業を展開なされているとか。まずは会社の歴史や角倉社長の歩みを教えてください。
 
角倉 私は高校卒業後、お笑い芸人を目指して吉本のNSCへ入りました。やがて兄が暮らすオーストラリアへ渡り、車・スキューバダイビング・DJの勉強をして帰国したんです。その後、母が立ち上げた弊社を手伝うようになり、ヘルパーの資格も取ったんですよ。ただ、会社が落ち着いたタイミングで再び海外へ渡り(笑)、旅先で出会った人の家に泊まらせてもらいながら世界中を放浪しましてね。26歳で日本に戻り母の後を継ぎました。
 
濱中 型破りな青春で驚きました。現在の事業も画期的ですよね。
 
角倉 利用者さんにとって本当に必要で、私自身もやりたいと思った業務を増やしていった結果、弊社は小規模多機能型居宅介護、訪問介護、デイサービス、グループホーム、介護タクシー、福祉用具レンタル、居宅介護支援などさまざまな事業を手がけるようになりました。訪問・通所・宿泊・移動・環境調整と多彩なサービスで高齢者の住み慣れた地域での暮らしをトータルサポートしています。
 
濱中 そんな角倉社長を突き動かす原動力はなんでしょうか。
 
角倉 私が大事にしているのはご縁です。海外放浪中に理学療法士の女性と出会ったことをきっかけに、学校で学び直し、作業療法士の資格を取得するなど常に勉強を欠かさず、楽しみながら学ぶ姿をスタッフに見せることで彼らの意識を高め、利用者様によりよいサービスがご提供できる環境をつくり上げています。人生遠回りしても無駄なことは何一つないと感じています。
 
濱中 人の縁や好奇心、向上心を大切にする角倉社長の情熱で、御社がつくられているとよくわかりました。今後の展望はいかがでしょう。
 
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角倉 作業療法士として考えているのは、リハビリばかりで閉じこもった生活をするのではなく、やりがいを見つけ、自分がしたいことをするために頑張れる本当の意味でのリハビリ施設を立ち上げたいですね。また、弊社の近くにユニバーサルデザインの公園をつくり、お年寄りが気軽に散歩や井戸端会議を楽しめる地域にしたいんです。運営には私が卒業した専門学校の学生も呼び、経験を積んでもらい学校に恩返しをするつもりです。
 
濱中 その見事なパワーで地元の福祉に貢献してください。私も期待しています!
 
角倉 はい、力を合わせて地域の再生を自分たちの手で発信していきます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
すべてのご縁を大切に、すべての人が自然と笑える環境をつくっていくことだと思います。「楽」と「楽しい」をはき違えずに、真剣に仕事をする人が馬鹿をみない。やりがいのあることに取り組むのが、弊社の目指す仕事を楽しむ環境だと考えています。
(角倉和也)
 

:: 企業情報 ::

株式会社あゆみ

〒671-1242 兵庫県姫路市網干区浜田96

ホームページ
https://www.ayumiai.net