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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

こだわりの食材を使用 地域に愛される焼き肉店
株式会社羅生門 代表取締役 岡本博文

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 神戸市垂水区に本店を構える焼き肉店、羅生門さんにお邪魔しています。1970年に創業し、神戸や明石エリアでは歴史のある名店だそうですね。他にも、神戸牛など牛肉にこだわったお店を展開されているとおうかがいしました。
 
岡本 本店を含め神戸市に4店舗、明石市に1店舗展開しているんです。その中の1店舗が焼肉バル「La Shomon(ラショウモン)」という形態のお店で、JR神戸線の垂水駅から徒歩1分の場所に位置しています。ワインに合う熟成肉をメインにさまざまな創作料理を扱っていますよ。フレンチのシェフなどが参加し、和洋問わずバラエティに富んだ品揃えが強みですね。
 
畑山 駅から近いと気軽に立ち寄れますね。岡本社長はもともと飲食店に興味があったのですか?
 
岡本 ええ。大学卒業後は飲食店で5年ほど勤めていました。その中で飲食について極めたいと思うようになり、アメリカに渡ったんです。そして、アメリカで3年ほど経験を積んだ後、老舗焼き肉店「羅生門」の先代である父の跡を継ぎました。父は神戸市、明石市に愛着を持っておりまして。私もその思いを継ぎました。地域の皆様に良質なお肉とお食事を提供したいという思いが原点になっています。
 
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畑山 メニューを拝見していると、良質な牛肉を比較的リーズナブルに提供されていますね! こちらはやはり老舗の目利きでしょうか。
 
岡本 もちろん、牛を見極める技術には自信があります。加えて弊社では、信頼できる仕入れルートから牛を一頭買いしているんです。そして、各店舗の社員が全員、本店のセントラルキッチンに集まって皆で牛をさばきます。一頭を無駄にしない意味もありますし、皆で集まることでお肉の知識を身につける勉強にもなるんです。また、必要な部位があればパーツで購入もします。例えば、臓物系のホルモン、レバーなどは和牛を使っているんですけど、上ミノなどの内臓系に関しては輸入物のほうが実はおいしいんです。