組立台船レンタルは人手不足に影響されない

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
梅津 組立台船といって、海や川に橋を架ける工事の際、重機を乗せたまま水上を移動させられる四角い台船をレンタルしています。
畑山 へえ、台船という名前は初めて知りました。工事に使う船は、レンタルして使う場合もあるんですね。共栄さんは2022年設立の新しい会社だとうかがっています。梅津社長はそれまでどんなお仕事をされていたのでしょう。
梅津 高校を出て以来ずっと建設業界にいまして。20代の終わり頃に港湾土木工事を行う会社を起業し、今年2023年で15年目です。
畑山 つまり共栄さんが梅津社長にとって2つ目の会社ということですね。組立台船のレンタルをやろうと思われたきっかけが気になります。
梅津 会社経営をそれなりに長く続ける中で、社員の高齢化や人材が集まりにくい状況をだんだんと肌で感じるようになりました。そこで、人員の心配をしなくても成り立つ事業ができないだろうかと数年前から考えてきて、以前から経験していた組立台船のレンタルなら、ほとんど人が要らないじゃないかと思い当たったんです。港湾土木の仕事に比べて利益率は落ちるものの、無理して人を集める必要がないところに魅力を感じました。