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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

半導体・LED・接着技術で ワールドワイドに支援!
Green Planets株式会社 代表取締役社長/IEEE Senior Member 奥野敦史

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪府高槻市で、接着技術をベースに半導体やLEDの技術コンサルティングを行っているGreen Planets(グリーンプラネッツ)株式会社さん。半世紀かけて培ったノウハウをもとに、さまざまな業界で活躍されていると聞いています。そんな奥野社長のご経歴から教えてください。
 
奥野 私は岡山県出身で、関西大学の応用化学で大学院を経て、合成樹脂の開発を手がける会社に就職しました。従業員15人ほどの組織だったものの、私が取り組んだ研究開発が功を奏し、100人体制の企業へと成長させました。
 
タージン すごい! 奥野社長は何を開発されたのですか?
 
奥野 当時はブラウン管テレビの時代でした。カラーテレビが爆発的に普及していました。その時、高圧トランスの封止材料を開発し、この技術が世界的に広がり一気に拡大しまして。その後、液晶テレビが登場してからも材料開発に尽力しました。それら長年の実績が、北京や上海で開催された国際会議で最優秀賞論文として認められたときは嬉しかったですね。その後、2013年に弊社を設立しました。
 
タージン 奥野社長の技術は世界でも認められてきたわけですね。
 
奥野 上海の復旦大学の半導体材料研究所長や、大阪高槻市日中友好協会の副会長などにも就任してきました。IEEEやISHM、LEDといった国際会議のメンバーも長年務め、最新技術をシェアするよう努めています。
 
タージン 実にスケールの大きいキャリアです。ちなみに奥野社長は、もともとケミカルの研究をされていたとお聞きしました。半導体の分野に進まれたのは、どういった契機だったのでしょうか?
 
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奥野 おっしゃるように、半導体の回路を絶縁保護するエポキシ樹脂を開発していました。そうするうちに、中身の半導体にも興味が湧いて、勉強して詳しくなって行きました。
 
タージン では、LEDに着手された経緯は?
 
奥野 LEDは電気を流すと光る半導体の一種で、LEDのチップを保護するために、透明の樹脂が用いられます。その樹脂開発を手がけ、LEDにも精通するようになりました。