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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

競輪選手の経験を活かし 痛みの原因から根本改善
トキ整骨院 院長 谷岡博行

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府豊中市桜の町のトキ整骨院さんにお邪魔しています。谷岡院長はアスリートのご出身だと聞いています。
 
谷岡 ええ。小学生の頃から競輪選手を目指し、実際に夢を叶えることができました。19歳から47歳まで現役を続けることができたんです。その間はケガと戦う毎日でしたね。足が痺れるほど腰を痛めたこともありました。そういうときでも、月に2、3回のレースをほとんど休まず走ってきたんです。
 
狩野 それはすごい! ケガを抱えながら47歳まで走り続けたわけだから、体はボロボロになったでしょう。
 
谷岡 おっしゃるとおりです。いよいよ限界を感じて引退してからは、トラックドライバーなど職を転々としていました。そうした中で、ケガや体の悩みで苦しむ方の気持ちがわかる自分の手で、人助けがしたいと思うようになったんです。それで競輪選手を目指した頃のように、新たな夢を実現しようと決意し、49歳で専門学校に入学しました。自分の子どもと同じくらいの年齢の学生と一緒に勉強に励んで柔道整復師の資格を取得した後、2022年3月に当院を開業しました。ちなみに院名の「トキ」は孫の名前なんですよ(笑)。
 
狩野 谷岡院長は2023年で57歳とお聞きしています。とてもお孫さんがいらっしゃるとは思えないほど若々しいですね。私も、谷岡院長と同じで子どもの頃からの夢を叶えプロ野球の選手になりました。腰を痛め毎日が勝負の連続だったことも共通しています。谷岡院長は、どのようにケガと向き合い乗り越えてきたのでしょう。
 
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谷岡 私は、骨折などの休まなければ改善しないケガは別として、そのほかの痛みは可能な限りトレーニングやレースを続けながら克服してきました。ですから、どのようなケガでどういう状態なら休んだほうがいいか、スポーツやトレーニングを続けながら改善していったほうがいいかの区別を経験で理解しているんです。そのため、当院もその方針で運営していまして。スポーツに取り組んでいる患者様には、必要であればトレーニングを続けてもらいながら、最後まで責任を持って施術でケアするようにしています。