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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

プラント一筋30年 技術士の力で社会に貢献
池田和人技術士事務所 所長/技術士(総合技術監理部門、化学部門) 池田和人

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 三重県四日市市の池田和人技術士事務所さん。まずは技術士の池田所長のご経歴や、技術士という資格についてわかりやすく教えていただけますか。
 
池田 私は大阪府立大学大学院の工学研究科化学工学専攻を修了した後、1992年に大手化学メーカーに就職しました。入社して3年間は茨城県の鹿島コンビナートで働き、その後は三重県の四日市コンビナートで化学プラントの設計・建設、生産技術、海外技術ライセンスなどに携わりました。最も印象に残っている仕事は韓国法人設立プロジェクトです。このプロジェクトでは、現地の社員とともに、新工場の立地検討から設計・立上げまでの一連の仕事に携わりました。一方、それらの仕事の傍ら、2009年に化学部門の技術士資格を取得し、2010年に総合技術監理部門の技術士資格を取得しました。
 
矢部 まさに、日本の化学工業の発展を支えてきた最高位のエンジニアというわけですね。
 
池田 ありがとうございます。やがて、定年まであと4年という56歳のときに、「自分で何かをやってみよう」と決意し、会社を退職しました。そして、2022年3月に、池田和人技術士事務所を立ち上げました。脱炭素社会やSDGsを達成するために欠かせないのは技術力です。そして、その技術力を実現するのは人間です。当事務所は、技術経営コンサルティングや講師・講演活動などの他、技術者育成プログラムの提案も行っています。
 
矢部 後進の育成や企業の支援に力を注ぐ日々は、とても大きなやりがいがあるでしょうね。池田所長のポリシーも、ぜひうかがいたいです。
 
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池田 私が常に心がけているのは、プラントエンジニアとしての経験を柱に、世の中に役立つ仕事を行うことです。「なぜ世の中に技術が必要なのか」を常に問いかけながら、社会の成長につながる仕事がしたいと考えています。また、夢や野心を抱く若者たちの潜在力を引き出し、日本の未来を担う人材を育てたいとも思っています。
 
矢部 技術を身に付けるには人間力も高めなければ。それが池田所長の思いなのですね。
 
池田 矢部さんのおっしゃる通りです。「してはいけない」という世の中をつくるのではなく、「何かをしよう」という前向きな世の中をつくりたいと思っています。そして、自分自身も常に前を向いて社会に貢献したいですね。
 
矢部 池田所長の第二の人生を私も心から応援します。頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
楽しく仕事をするために、大切なのは人とのつながり。社会のためにという思いで貢献すれば、社会の皆様方に喜ばれ、つながりの輪が広がります。同じように、会社でも「自分がなんとかしよう!」という思いやりと気概をもって取り組めば、いい人間関係が生まれ、仕事もうまくいきますね。
(池田和人)
 

:: 事業所情報 ::

池田和人技術士事務所

〒510-0034 三重県四日市市滝川町16-2-501

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https://www.kazuto-ikeda.com/

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