土地を売買する時や家を建てるとき、その土地を測量して境界を明らかにし登記する土地家屋調査士。「この仕事は、人手不足が慢性化している。もっとこの職種を世間にアピールしたい」と熱く語るのが、「土地家屋調査士 行政書士 武田事務所」の武田隆作代表だ。前職でのバー経営で培ったコミュニケーション能力も生かし、地域密着型で依頼が絶えないほど人気を獲得しているという。事業の魅力も交えつつ、その詳細をたっぷり聞いた。
土地家屋調査士と行政書士を兼ねて

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
武田 いえ、まったく違う仕事からスタートしました。18歳から飲食店で修業を始め、23歳で自分のバーを開業したものの、お酒を飲みすぎて体を壊してしまいまして・・・。店舗を増やしてビジネス化させるか閉店かの2択に迫られ、悩んだ末に閉めるほうを選択したんです。
矢部 飲食業界からのスタートだったんですね! 武田代表はとても話しやすい雰囲気をお持ちなので、そのコミュニケーション能力はそこからきているんだろうなぁ。私も飲食店を経営しているので、飲み過ぎなどによる体調不良はよくわかります(笑)。それからどのように今のお仕事にたどり着いたのですか?
武田 バーを経営しているときに、羽振りの良いお客様たちの仕事上の共通点に気が付いたんです。
矢部 それは興味深いですね。どんな共通点だったんですか?
武田 皆さん、仕事や業種が違っても独占業務のある方が多かったんです。私もそういった仕事に携わりたい気持ちが強くなり、いろいろと調べていく中で、土地家屋調査士も不動産事業の中で独占的な役割があることを知りまして。それで、土地家屋調査士事務所に入りました。