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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

約50年の経験と技術で
ツボを外さない鍼灸師

 

ツボを絶対に外さず、的確に施術を行う

 
落ち着いた雰囲気の施術スペース
落ち着いた雰囲気の施術スペース
水野 50年近く鍼灸・マッサージの腕を磨かれてきた小川院長がやってきて、地元の方も嬉しいでしょうね。
 
小川 そう感じていただけると幸いですね。治療院は火曜日、木曜日、土曜日、日曜日に開いており、月曜日・水曜日・金曜日はさいたま市やその近隣の市で訪問施術も行っているんですよ。身体が不自由で施術を受けたくても外出できないといった方々の助けになればと考えています。ご依頼はやはり、高齢者の方が多く、1日に9名を施術したこともありますよ。
 
水野 訪問施術をしてくれるのは、患者さんにとっては本当にありがたいことだと思います。たくさんの方々を元気にされていて、本当に素晴らしいなあ。小川院長は、未来鍼灸マッサージ治療院さんの強みはどこにあると考えていますか?
 
小川 技術力でしょうね。約50年かけて培ってきた独自の技とノウハウを駆使した施術は、他の人には絶対に真似できないものです。特に私はもともと弱視だったため、視覚にまったく頼らずにツボや患部を探し当てることができますので、そこも強みと言えますね。
 
水野 視覚に頼らずにですか!? どのように患部を探し当てるんですか?
 
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小川 指の感覚を研ぎ澄ませて、骨の位置や筋肉の張りなど細かな体の状態を探りながら、ツボや患部を見つけていきます。長年の経験によって間違いを犯すことは絶対にありません。多くの患者様から「先生はツボをまったく外しませんね。かゆい所に手が届くみたいに、すっとツボを刺激してくださいます」とご評価いただいているんですよ。
 
水野 なるほど。視覚にとらわれ過ぎると、ツボに限らず、ちょっとした筋肉の緊張や張り、患部に気付けないことがあるんでしょうね。視覚でツボや患部を探さないというのは、小川院長ならではの技術で、弱視であることをプラスにして強みとしているところがすごいです!
 
小川 視力はほぼ失ってしまっているのですが、それによってさらに感覚が研ぎ澄まされ、施術の精度が今まで以上に高まりました。だから、患者様の痛みや不調に対し、よりいっそう的確にアプローチできるようになっていますね。ありがたいことに「やっぱり小川先生じゃないと駄目です」と、上野時代の患者様が来院してくださるケースも少なくないですね。
 
水野 小川院長の施術に頼っている人がたくさんいることがわかるエピソードですね。「治療院の技術はどこでも同じわけではない」とあらためて理解できました。