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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

メンタルケアも手がける 長尺シート工事施工会社
YHC 代表 湯田真司

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府羽曳野市を拠点に、長尺シート工事とメンタルケア事業を展開するYHC(ワイエイチシー)さんにお話をうかがいます。長尺シートとはどのようなものなのでしょうか。
 
湯田(真) 正式には防滑性ビニル床シートと言いまして、その名の通り滑りにくく、遮音性もある床材です。ビルやマンションなどの建物の通路や階段、床などに張ることで、滑って転倒したり足音が響いたりするのを防止できます。また、防水性や対候性にも優れているので、雨で濡れやすいベランダなどにも使用できるんですよ。
 
畑山 風雨に曝される場所でも使えるとなると、相当な強度もあるわけですか。
 
湯田(真) はい。耐久性にも優れており、10年ほどの耐用年数があります。ほかにも、短期間で工事を完了できるのもメリットですね。また、高い防水性をいかして床面を保護し、建物自体の劣化を抑える役目も担っています。
 
畑山 非常に優れたシートなんですね。でも、建物によって広さや形もさまざまですし、敷き詰めるには相応の技術も必要なのではないかと思います。
 
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湯田(真) そうですね。せっかく高い防水性があっても、シートを張る際に隙間が生まれてしまうと、水がしみ込んで建物の痛みの原因になりかねません。それに、施工する職人の技術によって、クオリティが大きく左右されてしまうんです。だからこそ、私はしっかりと施工できる技術を身につけていると自負しています。それに、シートをきれいに張るために欠かせない下地処理や、効率よく作業するための段取りにもこだわっているんですよ。また、マンションでは多くの方が生活しておられますから、施工時にご迷惑にならないような配慮や、住民の方と接するためのコミュニケーション能力も重要です。
 
畑山 高い技術を持っているだけでなく、近隣住民への配慮も徹底しているとは素晴らしいですね。
 
湯田(真) ありがとうございます。「人を大切にする会社」をテーマにしておりまして、お取り引き先やお客様、近隣の住民の方々はもちろん、従業員も大切にしていきたいと考えているんです。企業側が、仕事で結果が出ないからといって、従業員を責める時代はもう終わりにしたい。そのため、私の妻である都貴(つき) が、心療内科の看護師を務めていた経験と保健師の資格をいかして、メンタルケア事業も行っています。