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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「来てもらえる薬局、 出向く薬剤師」
株式会社バイアル 代表取締役 山西潤

 
プロフィール 大阪府出身。大学では薬学部を専攻。卒業後は薬剤師資格を取得し、製薬会社で医薬情報担当者として従事。その後、薬局を運営する会社(株)メディカル・サポートに転職し、薬剤師業務と営業業務の経験を積む。2013年、(株)バイアルの取締役に就任。2020年11月から代表取締役を務める。バイアルで2店舗の薬局運営を手がけるほか、2つの株式会社の代表も兼任している。【ホームページ
 
 
 
大阪市住之江区のデータ・ボックス薬局と住吉区のバイアル調剤薬局を運営する株式会社バイアル。薬剤師も担う山西潤代表は自身が先頭に立ち、社長や管理者経験のある薬剤師が大半を占めるという陣容で、コロナ禍で苦境に立つ同業者を尻目に業績を上げている。在宅訪問サービスでは、施設在宅より国が推奨する看取りも含めた個人宅訪問を重視。利益を求め大手調剤薬局やドラッグストアが調剤薬局を増やす中、薬剤師の使命を全うする山西代表の決意を聞いた。
 
 
 

質の高い調剤で1ヶ月の受付数も増加

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン データ・ボックス薬局と、バイアル調剤薬局を運営する株式会社バイアルさん。1年ぶり3度目のご登場です! 本日はこうしてまた山西社長とお会いすることができて、嬉しい限りですよ。相変わらずお忙しいようですね。
 
山西 ええ、弊社は「来てもらえる薬局、出向く薬剤師」をポリシーに掲げ、スタイルを崩すことなく走り続けています。最近はコロナ禍で他の薬局では患者様が減ってきていると耳にしますが、弊社はおかげさまで順調そのものです。今日、お越しいただいたバイアル調剤薬局だけでも、1ヶ月の平均受付数が去年と比較しても増えています。
 
タージン 増えているとは驚きました。なぜ、そのように見事な経営ができるのでしょう。
 
山西 このメディカルセンター長居という医療モールにある耳鼻咽喉科、眼科、心療内科は、患者様ファーストで親身に診療する先生ばかりで、新規の患者様が増え続けています。また、2年前から始まった認定制度の地域連携薬局にも認定をうけた薬局です。以前は医療モールのクリニックの患者様が多かったのですが、スタッフたちが丁寧かつ真剣に患者様に寄り添う医療提供を心がけてくれ、この2年で医療モール外からの患者様が増えてきました。