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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

特注品の製作もお手の物
製缶加工を手がける工場

 

どんな注文もお任せの精鋭部隊を目指す

 
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矢部 守本社長には相当の技術力があるからこそ、お客さんの要望一つひとつにしっかりと応えることができるのでしょうね。ほかにも、機械フレームやプラント構造物、自動車用治具など大型の製缶加工も行われているとか?
 
守本 事業をスタートして1年間は小中型の製缶をこつこつやっていたんです。それが、ご注文いただいたお客様から「今度は大きいものもできますか?」と依頼がくるようになり、段々と製品の幅が広がっていきました。
 
矢部 製品の仕上がりはもちろん、設備の充実や環境づくりへの意識の高さも含め、モリモトさんは信頼できると思っていただけたのでしょうね。わずか数年でそれだけの信頼を獲得できることは、まさに技術と誠実さの証明ですよ。
 
守本 ありがとうございます。どんなにタイトな条件の下であっても品質で妥協しないようギリギリまで粘って、なおかつスピードも両立させて納品しているので、そのような姿勢をお客様が評価してくださったのだと思っていますね。開業したての頃は営業周りで苦労しましたから、4年経ってようやく軌道に乗りつつあるなと感慨を覚えているところです。まだまだ邁進していきますよ。
 
矢部 お客さんに寄り添う姿勢を持つだけでなく、製品に対するこだわりもあるからこそ、次々に依頼が舞い込んでくるのだと思います。ところで、守本社長はエンジニアとして長いご経歴をお持ちだとお聞きしました。
 
守本 ええ。自動車メーカーの設計部門で業務に携わっていたんです。そして30歳の頃、製缶・機械加工の仕事をする父を手伝うようになり、48歳で独立しました。自分は自分でこの仕事で挑戦したいと思い弊社を立ち上げたんです。
 
矢部 最後に、今後の展望についてお聞かせください。
 
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守本 弊社では20代の若者4名が活躍しておりまして、ゆくゆくは10名程度の実力者が腕を振るう精鋭部隊にしたいですね。今後も質の高いものづくりにこだわっていきたいので、日本人スタッフの方を迎え入れたいと考えています。外国人の方だとものづくりにあたって、細かいニュアンスが伝わりにくいことがあるんですよ。弊社に頼めば何でもできる、そんな会社に育つようこれからも努力を続けます。
 
矢部 ものづくりは若者に敬遠されがちと聞いたことがあります。しかし、モリモトさんの工場で働く皆さんのハツラツとした様子を見ていると希望が湧いてきました。エネルギッシュで優しい守本社長の元には優秀な新人がどんどん集まってくるはずです。精鋭部隊が完成する日は近いと思いますから、これからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分が持っているすべてをかけて、創造すること。それが成功につながったときには、達成感を覚えますし、仕事を楽しむことにもつながると思っています。
(守本達也)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社モリモト
■ 本社 〒373-0827 群馬県太田市高林南町675-33
■ 尾島工場 〒370-0401 群馬県太田市尾島町428-1
■ 事業内容 建設用構造物の製作/機械フレームの製作/自動車用治具等の製作
■ 設立 平成30年8月
■ 従業員数 5名
■ 主な取引先 王鉄興業株式会社/株式会社柳田鉄工所/日本省力機株式会社/株式会社フロムワン
■ ホームページ https://top-frame.co.jp/