群馬県太田市に拠点を構える株式会社モリモト。代表取締役を務める守本達也氏は、製缶や機械フレームの製作などに携わっている。その高い技術力を生かし、市場にない一点ものの製品を世に生み出す守本社長。その卓越した柔軟さとアイデアの裏には、どんなにきめ細かい作業も妥協しない姿勢と顧客の期待に応えようとする熱い情熱がみなぎっている。そんな守本社長のこの仕事にかける思いについてうかがった。
働きやすく顧客も安心のクリーンな製作環境

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
守本 ええ。お客様からご注文をいただく製品は大小いろいろなサイズのものがありますし、工場から運び出す際に大型車やトレーラーが乗り入れられる出入り口の広さも必要です。そのようなこともあり、余裕を持って作業ができるよう、十分なスペースを確保しました。
矢部 だから天井もこんなに高いんですね。大きな鉄骨や金属の柱も並んでいますし、とても迫力がある光景ですよ。こういう工場はもっと雑然とした感じを想像していましたけど、掃除や整理整頓が行き届いていて、すごくきれいなのも驚きました。
守本 ここで事業を始めた当時は、矢部さんがおっしゃる通りの古いプレハブの事務所で、工場も雑然としていました。その後、事務所を大幅にリフォームして、工場も設備を整え今の姿になったんです。お客様が安心して依頼でき、スタッフが製作しやすい工場にしました。それに、これからこの会社で働いてくれる人材のためにも、働きやすい環境を整備したいと考えたんです。
矢部 きれいな作業環境が整っていればスタッフの方々も働きやすいと思います。それに、整備の行き届いた工場ならお客さんも安心して仕事を依頼できるでしょうね。