
インタビュアー 名高達男(俳優)
小林 はい、中小企業やスタートアップ企業、産業団体、行政の方々へ、ブランディングや事業・商品開発、経営戦略、組織運営などのコンサルティングを行っています。食文化や室内楽、障がい者アートといった文化活動の支援に注力しています。
名高 幅広い事業内容だ。その分、多くの人と信頼関係を築いていらっしゃるのでしょうね。
小林 まさに人とのネットワークが弊社の強みで、案件に応じて最適な専門家をご紹介できます。というのも、私は40年間、大手の広告代理店に勤め、東京スカイツリーをはじめとするランドマーク施設の開発や、東京ミレナリオや東京ホタルといった大型イベントやスポーツ振興くじなどのプロジェクトに携わってきました。子会社や実行委員会を設立して出向することも多かったので、実質的にはいくつかの起業経験があると言えるかもしれません。前職から培ってきた人脈と組織づくりのノウハウは、私にとって財産です。
名高 会社員ながら起業家のスタンスで働いてこられたご経験が糧となっているのですね。

名高 火中の栗を拾い続けた結果、小林社長の今があると。自らチャンスを掴み取る姿勢は、起業を目指す人にぜひ見習ってほしいですよ。
小林 ただ、若い頃のように連日徹夜で働く自信はありません(笑)。その代わり、現在は企業や多くの専門家の方々と協力し、さまざまなプロジェクトを動かしています。ファッション関係では東京ニットファッション工業組合や東日本バッグ工業組合のブランディングを手がけ、中小企業をサポートしています。高名なデザイナーの方々とのコラボや、毎年展示会も行っており、コロナ禍前には海外の展示会にも出展しました。