
インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
小川 就労継続支援B型事業所というのは、通常の事業所に雇用されることが困難な方に対して、雇用契約を結ばずに就労訓練を行うことができる施設のことです。
黒川 もともと私たちは就労継続支援A型事業所で働いていた際の同僚だったんですよ。そこから自分たちで一から事業をスタートしてみようということで、2人で立ち上げたのが当事業所なんです。
小川 お互いの性格は真逆なんです。ですから、時にはぶつかり合うこともあるんですけど、互いの意見をすり合わせて、2人で最終的な決断をしています。黒川と一緒だったからこそ、ここまで順調に来られたと思っていますよ。
亀山 お二人は素敵な関係を築かれているんですね。お互いの性格が違うからこそ、良いバランスが取れているのだと思います。では、実際に利用者の方々はどんな作業をされているのでしょうか?
小川 業務内容は多岐にわたります。例えば、アクセサリーづくりや割り箸の検品、レンタルDVDケースのクリーニングといった内職作業から消毒液の詰替作業のような軽作業、そしてパソコンの打ち込み作業まで、幅広い業務を用意していますよ。

職業指導員の黒川達也さん
亀山 チャレンジできる環境があるというのは素晴らしいですよね。皆さんの作業風景を拝見していても、楽しく働かれている様子が伝わってきます。会話はしているのに手が一切止まっていないのもすごい!
小川 皆さん集中力がすごいんですよね。働く意欲がある方ばかりなので、「もっと仕事ないんですか?」と言われることもあります(笑)。