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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客も働く人も輝ける 一つ上を行くヘアサロン
THE 3rd株式会社/THREE by the salon 代表取締役 鈴木淳平

 
プロフィール 愛知県出身。高校時代に美容師になることを志し、専門学校で基礎を習得。豊橋市内のサロンに10年間勤務した後、独立を決意した。2020年10月、同市内にTHREE by the salonをオープンし、運営会社のTHE 3rd(株)の代表に就任。スタイリストを組織のルールで縛らず、自ら選択した働き方で活躍できる環境をつくることに努める一方、自身も現役としてハサミを握る。【ホームページ
 
 
 
ブラック1色の店舗が目を引くTHREE by the salon(スリーバイザサロン)は、訪れる人にワンランク上のリラクゼーションを提供するヘアサロン。内装、備品、サービスのどれをとってもこだわりであふれ、腕利きぞろいのスタイリスト目がけて、幅広い年代のリピーターが足を運ぶ。運営会社THE 3rd(ザ・サード)株式会社の代表取締役であり、現役スタイリストでもある鈴木淳平氏にサロンの魅力をたっぷり聞いた。
 
 
 

家族の応援に支えられキャリア10年で開業

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 ヘアサロンTHREE by the salonを運営するTHE 3rd株式会社の鈴木社長にお話をうかがいます。お店の外観も店内の雰囲気も、すっきりとした統一感のあるデザインで素敵ですね! お店のオープンに至るまでの、鈴木社長のキャリアからお聞かせください。
 
鈴木 高校卒業後に専門学校で学び、豊橋市内のサロンで10年修業した後に独立したので、美容業界歴は13年以上になります。結婚していたこともあり、開業時の資金は家を建てるつもりで貯めていたものでしたが、自分のサロンを持ちたいという思いで、妻に相談して開業資金にさせてもらったんです。
 
名高 とても相当の勇気がいるご決断だったのでは?
 
鈴木 はい。ただ、ある知人の経営者の方から「死ぬ気の覚悟がないと経営はやれない。中途半端な気持ちならやめたほうがいい」と本気を問われまして。「よし、やってやろう!」と腹を括りました。
 
名高 不退転の決意で誕生したTHREE by the salonさん。こちらのサロンを運営するうえで、鈴木社長が特にこだわっている部分はどんなところですか?
 
鈴木 一つは、スタイリストにいろいろな働き方ができる場を提供することです。私たち美容師は、職場の一員である前に一人の技術者でありプロフェッショナルですから、働き方もそれぞれであっていいと思うんですよ。そこで、フリーランス、パート、アルバイト、社員、時短社員という複数の報酬体系を設けて、すべて本人の選択制にしました。