家族の応援に支えられキャリア10年で開業

インタビュアー 名高達男(俳優)
鈴木 高校卒業後に専門学校で学び、豊橋市内のサロンで10年修業した後に独立したので、美容業界歴は13年以上になります。結婚していたこともあり、開業時の資金は家を建てるつもりで貯めていたものでしたが、自分のサロンを持ちたいという思いで、妻に相談して開業資金にさせてもらったんです。
名高 とても相当の勇気がいるご決断だったのでは?
鈴木 はい。ただ、ある知人の経営者の方から「死ぬ気の覚悟がないと経営はやれない。中途半端な気持ちならやめたほうがいい」と本気を問われまして。「よし、やってやろう!」と腹を括りました。
名高 不退転の決意で誕生したTHREE by the salonさん。こちらのサロンを運営するうえで、鈴木社長が特にこだわっている部分はどんなところですか?
鈴木 一つは、スタイリストにいろいろな働き方ができる場を提供することです。私たち美容師は、職場の一員である前に一人の技術者でありプロフェッショナルですから、働き方もそれぞれであっていいと思うんですよ。そこで、フリーランス、パート、アルバイト、社員、時短社員という複数の報酬体系を設けて、すべて本人の選択制にしました。