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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

笑顔とパワーを届ける 地元に愛される飲食店
株式会社ザ・ロック 代表取締役 岩瀬隆至

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 静岡県掛川市で地のものが味わえる居酒屋「遠州屋」と、掛川産駿河軍鶏を使ったカレーが食べられる「カレー・ザ・ロック」を展開されている株式会社ザ・ロックさん。岩瀬社長のこれまでの歩みからお聞かせください。
 
岩瀬 20代前半の頃は海にロマンを感じて、カツオの遠洋一本釣りの道を選んだこともありました(笑)。ただ、1ヶ月半ほど海に出て2日ほど陸に戻り、また海へ出るという生活を続けているうちに自分が求めているものとは違うことに気付きまして。そこから、やはり手に職をつけたい、誰もできないことを追求したいと思い、この世界へと進むことに決めました。
 
鶴久 カツオの一本釣りをされていたとは、ユニークな経歴だなぁ! 大変だったでしょう。
 
岩瀬 24時間勤務が当たり前の世界でしたからね。飲食業界での第一歩は、ゴルフ場での調理師でした。出勤が早い分、退勤時間も早かったんですよ。そのため、漁師時代に培ったエネルギーを持て余し、自分でキッチンカーをつくり、夕方からはコロッケやカレーを売っていたんです。それが今の「カレー・ザ・ロック」の前身になっています。
 
鶴久 陸にいるんだから何でもできると行動されてきたわけだ(笑)。すごいバイタリティですね!
 
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岩瀬 ありがとうございます。ゴルフ場では5年ほど働かせていただきました。その中で、とある異業種混合飲み会に参加させてもらったときに、居酒屋を何店舗も経営されている経営者の方と出会ったんです。「店長をやってみない?」と言われたのが、この「遠州屋」でした。当時から、私ならではの特色を出して経営していたので、お客様からも「遠州屋と言えば、岩ちゃんだ」と言ってもらえるまでになりました。その後、店舗を買い取らせていただいて私が経営するようになり、お店としてはもう10年ほど続いていますね。
 
鶴久 それは素晴らしい! 飲食の世界が肌に合っていたんでしょうね。
 
岩瀬 人対人という仕事に魅力を感じたんですよね。さまざまな方とお会いする中で、飲食業を通じて出会える人たちは本当におもしろい方ばかりだと感じています。仕事をしていて、日々楽しいんですよ。それが、お客様にも伝わればと思ってお店を経営しています。